かつて阪神タイガースの守護神として活躍したオ・スンファン(呉昇桓、40)の名前が、4年ぶりにメジャーリーグで取り上げられた。
メジャーリーグ公式ホームページの「MLB.com」は6月27日(日本時間)、「メジャーリーグ30球団の21世紀トレード、デッドライン最高の補強」という名目で、オ・スンファンをコロラド・ロッキーズの最高のトレードに挙げた。
韓国プロ野球のサムスン・ライオンズ、阪神タイガースを経て、2016年にセントルイス・カージナルスと契約してメジャー入りを果たしたオ・スンファン、同年に6勝3敗19セーブ14ホールド、防御率1.92と活躍した。
そして翌年には1勝6敗20セーブ、防御率4.10を記録。2018年に移籍したトロント・ブルージェイズでは前半戦だけで48試合で4勝3敗2セーブ13ホールド、防御率2.68という成績を残し、レギュラーシーズン中の7月にロッキーズにトレードで加入した。
メジャー最後の所属先となったロッキーズでオ・スンファンは、最大のインパクトを残した。当時の活躍について、「MLB.com」は「ロッキーズがオ・スンファンを連れてくる時までは、それほど目立った補強ではなかった」とし、「オ・スンファンはロッキーズ移籍後、25試合に出場して2勝無敗1セーブ、防御率2.53、平均自責点(ERA+)189を記録した。また、ロッキーズ最後のポストシーズン勝利として残っている2018年シカゴ・カブスとのナ・リーグワイルドカード決定戦で延長10回に登板し、1.2イニング無失点と好投した」と評価している。
その後、2019年に3勝1敗、防御率9.33の成績にとどまっていたオ・スンファンは、同年7月にロッキーズから放出されて古巣のサムスンに復帰した。メジャーを離れて4年が経ったにもかかわらず、依然としてロッキーズの活躍が評価されているようだ。
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