八村塁(25、ロサンゼルス・レイカーズ)と渡辺雄太(28、ブルックリン・ネッツ)の“バスケ日韓戦”不参加の可能性を韓国が嘆いている。
韓国はパリ五輪プレ予選と杭州アジア大会に備え、7月22日と23日にソウルの蚕室(チャムシル)学生体育館で日本と親善試合を行う予定だ。
今回の“バスケ韓日戦”に韓国のファンも関心を寄せた理由には、八村と渡辺の出場可否がある。2人が世界最高峰の米プロバスケNBAの舞台でプレーしているからだ。
八村はシーズン途中、ワシントン・ウィザーズからレイカーズにトレードされ、プレーオフでも活躍し、世界のバスケファンから注目を集めた。渡辺もネッツのシックスマンとして着実に活躍を披露した。
だが、韓国バスケファンの関心が高かったなか、7月8~9日に静岡県の浜松アリーナで台湾代表と2度の親善試合を行う日本のメンバー17人に八村と渡辺の名前はなかった。
NBAとFIBAの協定により、2人はバスケW杯開幕28日前の7月28日から代表に合流可能となるためだ。
また、規定上、台湾、韓国との親善試合には出場できない。ただ、今後行うニュージーランド代表、フランス代表などとの親善試合には出場できる。
八村と渡辺の不参加は、単純な“韓日戦”の結果とは別に、現役NBA選手を直接見たかった韓国国内のバスケファンの立場としては残念だろう。
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