「実力も懲戒も弱い韓国野球」WBC飲酒問題、3選手への処分決定も厳しい声多く

WBC期間中の飲酒で物議を醸した韓国代表3選手の処分が決まった。

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KBO(韓国野球委員会)がWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)期間中に飲酒問題を起こしたキム・グァンヒョン(34、SSGランダース34)、イ・ヨンチャン(34、NCダイノス)、チョン・チョルウォン(24、斗山ベアーズ)に処分を下した。

KBOは6月7日、ソウルの韓国野球会館で賞罰委員会を開き、「KBO規約第151条“品位損傷行為”に基づき、大会期間中に遊興酒場を2回訪れ、国家代表の品位を傷つけたキム・グァンヒョン選手に社会奉仕80時間および制裁金500万ウォン(約50万円)、遊興酒場に一回出入りしたイ・ヨンチャン、チョン・チョルウォン選手にそれぞれ社会奉仕40時間、制裁金300万ウォン(約30万円)の懲戒を下した」と発表した。

試合当日朝までではないと判断

この3選手は、去る3月に開催されたWBC期間中に飲酒をした事実が明らかになり、大きな批判を受けた。3人は飲酒を認めて謝罪したが、試合当日に飲酒をしたわけではないと否認していた。

(写真提供=OSEN)上からキム・グァンヒョン、イ・ヨンチャン、チョン・チョルウォン

そしてKBOも調査した結果、同じ結論を下した。「調査の結果、3月7日に選手団が東京に到着した時から同月13日の中国戦前までの大会公式期間中、キム・グァンヒョン選手は選手団が東京に到着した7日と日本戦終了直後の11日の2度、当該店舗に出入りした。チョン・チョルウォン選手は11日に一度、キム・グァンヒョン選手と同席し、イ・ヨンチャン選手は11日の日本戦終了後、両選手とは別で当該店舗に出入りした」という説明している。

最初に提起されていた、試合直前まで飲酒していたという情報は真実ではないと判断したようだ。

このような結論が下されたものの、それでもKBOは野球規約第151条「品位損傷行為」を根拠に懲戒を下すことにした。飲酒自体は品位損傷に該当する行為ではないが、大きな問題となったことは事実であり、国家代表運営規定第13条「懲戒」条項に「社会的物議を醸した者は懲戒委員会を開催できる」と明示されている点を、品位損傷行為規定と関連付けて懲戒を下すことができると判断した。

処分に対する厳しい声

3選手はすでに、所属球団の1軍リストから外されている状態だ。キム・グァンヒョンは6月1日、イ・ヨンチャンとチョン・チョルウォンは2日に1軍から抹消されている。結局、懲戒を受けたものの、出場停止処分を避けながら10日を過ごし、直ちに復帰できる道が開かれた。

SSGのキム・ウォンヒョン監督は、「キム・グァンヒョンは心身ともにチェックしなければならない。一応、話をしてみて復帰時期を決める」とし、NCのカン・イングォン監督もやはり「チームの抑えとして、やらなければならないことがある。現在は使うつもりだ」と述べ、イ・ヨンチャンの復帰を示唆した。

韓国球界を揺るがしたWBC飲酒問題は終わりに近づいている様子だが、韓国国民の間では処分について否定的な声が多い。オンラインコミュニティには「韓国国旗をつけていたことが恥ずかしくないのか」「なぜ出場停止じゃないのか」「軽いのでは?」といった声があがっている。

また、処分決定から一夜明けた今、「罰金で済ました“WBC飲酒”…実力も懲戒も弱い韓国野球」(『中央日報』)、「“出場停止”は避けたが…“WBC飲酒3人房”をただ歓迎できない理由」(『スポーツ韓国』)、「ファンを二度失望させたWBC代表チーム」(『ヨンナム日報』)といった厳しい論調の韓国メディアも少なくない。

度合いについて依然として賛否があるなか、KBOは「期待に及ばなかった成績と試合を見せた2023 WBC大会で、代表選手たちが飲酒問題を起こした点について、もう一度深く謝罪する。国家代表運営規定をより細分化し、今後、再発防止のために徹底的に準備し、努力する」と再発防止を約束した。

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