新監督には元Jリーグ得点王が就任…大田シチズンが大手メガバンクの投資で生まれ変わる!!

Kリーグの大田(テジョン)シチズンと韓国のメガバンクであるハナ金融グループ、そしてファン・ソンホン監督が韓国プロサッカー界に新しい風を巻き起こす準備をしている。

大田市とハナ金融グループは11月5日、大田市役所の大会議室で「大田シチズン投資誘致協約」を締結した。

大田市は今年8月からハナ金融グループと投資誘致をめぐって、2カ月間にわたって交渉を続けてきた。市民クラブの大田シチズンをハナ金融グループが買収し、企業クラブに転換する作業だった。

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長期間の議論の末、ハナ金融グループが投資を決定し、大きな枠組みで合意を終えた。今後、双方は交渉団を構成し、具体的な投資方式と予算規模、ワールドカップ競技場とクラブハウスなど関連施設の使用条件など細部事項について話し合い、年内に本契約を終える予定だ。

(写真=韓国プロサッカー連盟)大田シチズン

ハナ金融グループは韓国でも代表的な「フットボール・フレンドリー(親サッカー)企業」だ。

1998年から韓国サッカー協会の公式スポンサーを務めており、 現在もサッカー協会と韓国代表チーム、Kリーグのメインスポンサーを担当している。

ハナ金融グループはこれに止まらず、これからは直接Kリーグ・クラブを買収して運営する「大胆な決断」を下した。

ホ・テジョン大田市長は「厳しい環境の中でも投資誘致の要請を受け入れ、今後社会貢献事業として大田シチズンを名門クラブに育成しようとするハナ金融グループ側に深い感謝の意を表する」と語っている。

大田シチズンは22年前の1997年に地元のケリョン建設など地域企業4社のコンソーシアムを通じて設立された由緒深いチームだ。

しかし、2000年代序盤にケリョン建設を除いた残りの企業が次々と不渡りを出し、運営が難しくなった。

(写真=韓国プロサッカー連盟)ハナ金融グループは親サッカー企業だ。

結局、2006年に大田市が主体となる市民クラブへと生まれ変わったが、K2降格とK1昇格、K2再降格を行き来するジェットコースターを経験し、元代表取締役と監督などが不祥事で俎上にあがる場合もあった。

成績も伴わず、今年も下位圏であるK2リーグ9位にある。かつてはFAカップ優勝を果たし、キム ・ウンジュン、イ・グァンウなどスターを送り出す人気クラブだったが、現在は存在感がないチームに転落した。

そんな中、大田市は1年に最大80億ウォン(約8億円)の予算が投入されるサッカークラブの運営に負担を感じ、市長自らが前に出て新しい主を探し、ハナ金融グループの投資によって13年ぶりに企業クラブに生まれ変わるわけだ。

元Jリーグ得点王のファン監督にとっても名誉挽回のチャンス

「変身する大田」を引き受ける司令塔には、元Jリーガーで韓国サッカー界のレジェンドであるファン・ソンホン監督が内定したという。

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