飲酒運転の韓国人メダリストに次回五輪出場の可能性浮上…そのワケは?

選手村内で飲酒運転事故を起こした韓国のスピードスケート選手に次回冬季五輪出場の可能性が浮上している。

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清州(チョンジュ)地方裁判所は5月9日、飲酒運転の疑いで起訴されたキム・ミンソク(23)とチョン・ジェウン(23)にそれぞれ罰金400万ウォン(日本円=約40万円)を言い渡した。

キム・ミンソクは今年3月に罰金800万ウォン(約80万円)の略式命令を受けたが、正式裁判を請求し、軽減に成功した。

罰金額軽減で五輪の道開く

キム・ミンソクは昨年7月、チョン・ジェウンらチームメイト3人とともに監督の許可を得て、自身の車で鎮川(チンチョン)選手村から外出。選手村の外で食事と飲酒をした後、チョン・ジェウンが飲酒状態で運転して選手村に戻った。

その後、宿舎で休憩を取ったキム・ミンソクらは、選手村正門のウェルカムセンターで行われたショートトラック女子代表パク・ジユン(23)の誕生日パーティに招待され参加。

そして、パーティ終了後にキム・ミンソクがチョン・ジェウンやパク・ジユンらを自身の車に乗せ、飲酒状態で運転して宿舎に向かう途中、選手村内の歩車道境界ブロックと衝突する事故を起こした。

彼らは車を「保険証書を取りに行く」としてそのままにして宿舎に復帰し、放置された車を発見した卓球代表常備軍の選手からの通報で、選手村関係者たちの調査が行われるに至った。

韓国氷上競技連盟のスポーツ公正委員会は同年8月に懲罰委員会を開き、キム・ミンソクに選手資格停止1年6カ月の懲戒を下した。

また、キム・ミンソクと同じく飲酒運転をしたチョン・ジェウンには1年、飲酒運転をほう助したチョン・ソンギョ(23)には6カ月、チョン・ジェウォン(21)には2カ月の資格停止を下した。

(写真提供=OSEN)北京冬季五輪でのキム・ミンソク

キム・ミンソクは2025年5月まで韓国代表として活動することができない。飲酒運転などで処罰された選手が500万ウォン(約50万円)未満の罰金刑を受けた場合、2年間、代表資格を得られないからだ。罰金が500万ウォン以上の場合は3年間の資格停止となる。

ただ、キム・ミンソクには2026年2月に行われるミラノ冬季五輪に出場できる道が開かれた。

今年3月に受けた800万ウォンの罰金刑が確定していれば出場の道は断たれたが、罰金額が軽減されたことで状況が変わった。もちろん、2年間選手生活ができないキム・ミンソクが再び代表に合流できるかは不透明だ。

キム・ミンソクはスピードスケート韓国代表の中長距離のエースだった。2018年平昌冬季五輪ではアジア人初の1500m銅メダルを獲得し、団体パシュートでも銀メダルを獲得した。

また、昨年の北京冬季五輪でも1500mで再び銅メダルを獲得し、氷上のスターに浮上したが、一度の飲酒運転で一瞬にして墜落してしまった。

(記事提供=OSEN)

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