始球式でのサプライズ登場に球場内が沸き起こった。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が韓国プロ野球KBOリーグの2023年シーズン開幕戦に姿を現した。
去る4月1日、大邱(テグ)サムスン・ライオンズ・パークで行われたサムスン・ライオンズ対NCダイノス。
KBOの2023年シーズン開幕戦となったこの試合で、ユン大統領とキム・ゴンヒ(金建希)夫人がグラウンドに登場した。
ユン大統領とキム夫人は、2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で韓国代表が着用したジャンパーを着用していた。
ユン大統領は韓国野球委員会(KBO)のホ・グヨン総裁の案内を受けてマウンドに上がり、主審から球を受け取ると、ダイナミックな投球フォームで球を投げた。
大きく弧を描いた球はノーバウンドで捕手まで届き、これを打席に立ったNCのパク・ミンウ(30)が空振ると、観客席から拍手喝采が寄せられた。
野球ファンの声援を受けたユン大統領は、観客席に向かって大きく手を振って挨拶し、応えていた。
ただし、試合はビジターのNCが8-0で完勝した。
ユン大統領の野球愛は格別なことで知られている。野球の名門・忠岩(チュンアム)高校出身のユン大統領は、検事時代にも球場を頻繁に訪問していた。
特に、大統領候補だった2021年11月には、ソウルの高尺(コチョク)スカイドームで行われたKTウィズ対斗山(トゥサン)ベアーズの韓国シリーズ第1戦を現地観戦した。
当時は韓国代表の青いジャンパーを着て韓国シリーズの帽子を被り、一塁側の応援席に座っていた。野球ファンにサインをしたり、記念写真撮影に応じたりするなど、若者たちと積極的なコミュニケーションを図った。
なお、ユン大統領は1982年に東大門(トンデムン)野球場で行われた韓国プロ野球開幕戦の始球式を行った故チョン・ドゥファン(全斗煥)元大統領、1995年の故キム・ヨンサム(金泳三)元大統領、2003年オールスターゲームの故ノ・ムヒョン(盧武鉉)元大統領、2013年のパク・クネ(朴槿恵)元大統領、2017年のムン・ジェイン(文在寅)大統領に続き、歴代6人目にプロ野球の始球式を務めた大統領となった。
(記事提供=OSEN)
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