キム・ヨナ以来10年ぶり韓国勢メダル獲得!世界銀チャ・ジュンファンが凱旋帰国、何を語った?

「ミラノ五輪に向けたスタートだと思います」

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日本で行われたフィギュアスケートの世界選手権で銀メダルを獲得したチャ・ジュンファン(21)が、多くの祝福のなかで韓国に帰国した。

チャ・ジュンファンは3月27日、金浦(キムポ)国際空港で帰国後のインタビューに応じ、「思ったより多くの方に来てくださいました。会場に来て応援してくれた方々も多く、おかげでより一層力を発揮することができました」と伝えた。

韓国男子フィギュア初の快挙&キム・ヨナ以来のメダル

去る25日、日本のさいたまスーパーアリーナで行われた「ISU 世界フィギュアスケート選手権大会 2023」の男子シングル・フリーで、チャ・ジュンファンは技術点105.65点、演技構成点90.74点の合計196.39点を記録し2位に上がった。

1位は合計301.14点を記録した宇野昌磨(25、日本)で、大会2連覇を達成。3位は288.44点を記録したイリア・マリニン(18、アメリカ)だった。

これでチャ・ジュンファンは、2021年大会で自身が記録した韓国男子フィギュア歴代最高成績の「10位」を大きく上回り、史上初の銀メダル獲得という快挙を成し遂げた。

“韓国男子フィギュア初”という偉業について、チャ・ジュンファンは「本当に光栄なことです。世界選手権は選手として常にメダル獲得を目指していた大会なので、とても満足しています」と喜びを示した。

今大会で“クリーン演技”を披露したチャ・ジュンファンは自己ベストを更新。フリーの得点196.39点は2022年北京冬季五輪で記録した182.87点より13.52点高く、ショートプログラムとの合計点296.03点も北京冬季五輪の282.38点を13.65点上回った。

(写真提供=OSEN)チャ・ジュンファン

フリーで24人中22番目に滑走したチャ・ジュンファンは、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の挿入歌に合わせて演技した。演技途中には自身のトレードマークであるイナバウアーを披露。彼にしかできない美技に観客席からは熱い拍手が送られた。

世界選手権では、“フィギュア女王”ことキム・ヨナ(32)が金2枚、銀2枚、銅2枚を獲得した以外に男女合わせて韓国勢のメダル獲得はなかった。そこで今回、チャ・ジュンファンが10年ぶりに韓国にメダルをもたらした。

チャ・ジュンファンは自身のジャンプについて問われ、「4回転ジャンプのためにたくさん練習しました。また、高いクオリティを通じて今まで以上に発展しようと努力しました。その成果が良い点数でしっかり報われて嬉しいです」とし、「ひとまず、シーズン中旬頃に僕が一度プログラムを少し修正した後、どうしてもその部分に少し弱い姿を見せたようで、ひたすら集中的に、継続的に練習をするしか方法はありませんでした。そのため、体力面で後半も力を発揮できるよう、重点的に練習しました」と説明した。

また、「オリンピックと言えば常にドキドキした気持ちになります。ミラノ五輪に向けたスタートだと思います。五輪に対する期待よりも、まずは残りの期間でさらに発展させていきます」と、2026年のミラノ・コルティナダンベッツォ冬季五輪に向けてより一層成長することを誓った。

最後にチャ・ジュンファンは、「紆余曲折の多いシーズンでしたが、今季を通じて多くのことを学びました」とし、「今シーズン最後の試合である世界選手権で、自ら満足できる試合をできたことが一番気持ち良い部分です」と強調した。

(記事提供=OSEN)

◇チャ・ジュンファン プロフィール

2001年10月21日生まれ。韓国・ソウル出身。身長178cm。趣味は音楽、映画鑑賞。韓国のバラエティ番組で東方神起のユンホと共演したこともある。その長身と甘いマスクから海外でも人気が高く、愛称は「ベイビージュン」「ジュンリエット」「チャーミングジュン」など。2022年北京冬季五輪では韓国男子フィギュア史上初となる5位入賞を果たした。ジュニア時代にはK-POPボーイズグループENHYPENのメンバー、SUNGHOON(ソンフン)と同時期に活躍していたというエピソードも。

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