スベロ監督は「試合に負けたら残念な話が出るしかない。韓国が善戦すると思っていたが、予想外の結果が出た。これも野球の一部だ」と伝えた。
初戦でオーストラリアに7-8で敗れ、衝撃を受けた韓国は、続く日本戦で4-13の完敗を喫した。韓日野球の水準の差、選手層の違いを実感し、2連敗に陥った。3戦目ではほぼ全員の選手が仕事を掛け持つチェコに7-3で勝利したが、試合内容が残念だった。
そして、本日(13日)の最終戦でオーストラリアがチェコに勝利した結果、韓国は19時からの中国戦を待たずに1次ラウンド敗退が決定。2013年大会、2017年大会に続き3大会連続で準々決勝進出に失敗する形となった。
韓国野球の現実がそのまま結果に表れたなか、相対的な変化が必要だという共感が形成されている。米マイナーリーグの監督やメジャーリーグのコーチをあまねく経験したスベロ監督も同意見だった。
「韓国に来た初日から言ってきたことがある。韓国の選手たちは良い才能を持っているが、フォームや技術が箱の中にだけ閉じ込められている。幼い頃から学んできた捕球姿勢だけで球を捕ろうとするから、ダブルプレーを逃したりする」と、指揮官は選手たちを画一的に指導する方式を指摘した。
続けて、「例えダイビングキャッチに失敗して3失点しても、次にまた挑戦すればスーパーセーブができるかもしれない。アメリカでは失敗しても激励をし続け、チャンスを与える。選手育成のためには結果より過程の重要性を認識させることも重要だ」とし、「決まった枠組みだけを固守してしまうと、発展がない」と強調した。
そのため、スベロ監督はハンファの選手たちにいつも「箱の中から出なければならない」と伝えているという。
スベロ監督は最後に、「成績に集中した結果、それまで我々の選手たちの成長する部分が見過ごされてきた面がある。今年はFAの選手も獲得したし、結果を出せば、この数年間で我々の選手がどれだけ成長したかがわかるだろう」と伝えた。
(記事提供=OSEN)