「2026 W杯の目標はベスト4」とクリンスマン、韓国に「勝利の哲学を植え付ける」と自信

―就任の感想は?

歓迎してくださってありがとう。昨日(3月8日)午前5時に入国したが、多くの方が歓迎してくれた。代表チームを引き受けることになり、かなり楽しみだ。大韓サッカー協会とお互いに助け合って、成功的な代表チームになれるように準備する。目標に向かって進むことができるようにする。

―標榜するサッカーと哲学は?

FW出身なので攻撃をより好む。1-0より4-3で勝利することを好む。監督として選手に合わせられるので、どのような能力を持っているのか見極めてアプローチする。何が最適かについて悩み、勝利の哲学を植え付ける。カタールで開かれるアジアカップがあるので、早く韓国の哲学に適応し、アジアカップで良い成績を出せるように準備する。

―空白期間がかなりあるが、これを埋めるために努力したことは?

簡単だ。最後の監督がヘルタ・ベルリン(ドイツ・ブンデスリーガ)だ。3年ぶりなので勉強に時間を費やし、経営学を専攻した。技術研究グループ(TSG)を率いてカタールW杯を含め、いくつかの大会に参加した。『BBC』や『ESPN』でサッカー関連の活動を続けてきた。

―KFAから初めて連絡を受けた時との心境と、決心したきっかけは?

KFAのチョン・モンギュ会長とはずいぶん前から知り合いだ。息子がU-17W杯に参加したことで出会い、親交を深めた。また、TSGメンバーのチャ・ドゥリとともにカタールW杯で韓国の試合を見ながら話し、W杯後に再び接触した。話を交わし、これを通じてインタビューを数回行い、考えを交換した。それで一緒に働くことに決めた。

―コーチ陣の構想は?

欧州から来たコーチと韓国人コーチで構成する予定だ。チャ・ドゥリ室長はFCソウルで業務を担当している。代表ではテクニカルアドバイザーの役割をするだろう。チャ・ドゥリは重要な役割を果たすだろう。Kリーグや代表チームを知る上で必要だ。マイケル・キムコーチがまた合流する。欧州では元ヘッドコーチだった(アンドレアス)ヘルツォークが合流する。イタリアで活躍した(パオロ)ストリンガラも合流する。アンドレアス・ケプケGKコーチとフィジカルコーチも参加する。

―これまで見てきた韓国サッカーについて

監督としてテレビを通じて様々な経験をした。国には根があり、特性がある。どのようにチームがプレーするかが溶け込んでいる。特徴としては、ハングリー精神を常に示してきたと思う。カタールW杯では信頼と自信を通じてもう一歩前進することを見せてくれた。アルゼンチンやスペインを見た時、最後まで行くためには信頼と自信がなければならない。私が手伝える部分があると思う。ワールドカップで1次リーグ以上に進むことができるという信頼と自信を植え付けようと思う。逆に私も選手たちに学ぶ部分があるだろう。

―代表でソン・フンミンを活用する方法は?

トッテナムのほぼすべての試合を見ている。私はソン・フンミンのファンだ。ワールドカップの時、コンデション面で困難があった。それもまた一つの過程だと思う。2週間後に召集されると思うが、笑顔を見せてほしい。対話が重要だと思う。選手たちと直接コミュニケーションを取りながらより理解し、役割・モチベーションを与える。

―戦術的な手腕に関する疑問もあるが。

(元独代表)フィリム・ラームのコメントは一般的だ。25人もの選手を管理していれば、そうなるかもしれない。DFなら戦術的な練習を望むし、FWはシュート練習を好む。

―好きなスタイルの選手がいるとしたら?

幼い選手たちを見る時、技術的なことと賢さを見る。10分程度で把握できる。技術的なことは基本であり、特性を見極めることになる。自信も重要だ。さらに重要なのはチーム環境にどのように適応するかだ。個人よりチームが優先だ。

―過去にはSNSで辞任を発表するなどの行動もしていたが…。

人生は毎日が学びの過程だ。(ヘルタ)ベルリンでのことは私のミスだと思う。二度とそんなことは起こらないだろう。10回の決定がすべて正しいわけではない。最も重要なことはミスを減らしていくことだ。

―前任のベント監督が植え付けた哲学を維持するのか。

ベントを見た時はすごいことを成し遂げた(と思った)。ポジティブな部分を多く構築した。それらについても選手たちと話をしてみる予定だ。継続する部分については肯定的に考える。彼に対して遠慮はない。

―ヘルツォークコーチは韓国に住んでいるのか。

私はほとんど韓国に常駐するつもりだ。ただコーチたちの場合、それぞれの国で試合を見るだろう。Zoomという手段があり、(離れていても)議論して討議することができる。物理的に韓国だけにいる必要はない。選手のいるところにコーチがいる必要がある。

―韓国のファンからは期待も憂慮もあるが。

簡単だ。監督という地位は試合と結果で評価される。良くない結果が出れば、この場にいるのは難しい。結果として評価されると思う。正しいやり方を通じて、信頼を与えられるようにする。

―アジアカップ以外の長期的な目標は?

目標を立てることは重要だ。残りの10カ月間に決めてお知らせする。10カ月間は短期的にアジアカップが目標。その後、ワールドカップ予選を通じて目標を決める。2002年にワールドカップベスト4進出という歴史を立てた。達成できる目標という話をしながら、中長期的な目標でベスト4を目指す。

―韓国国内に常駐するかどうかは?

韓国に常駐する。運が良かったのが、諸外国を経てきた。韓国に居住しながら、人、文化を経験する。

―これからKリーグを見ることになるが。

純粋に日程のために選定したのだ。他の試合も他の場所で見守るつもりだ。具体的な理由はない。まだKリーグを評価するのは難しい。数カ月後に話せるだろう。3月に2試合を行う。3月の召集にはカタールW杯の選手を中心に抜擢する予定だ。

―カタール大会で見た韓国代表チームはどうだったのか。

韓国の試合をすべて見たが、今話すのは容易ではない。今最も重要なのはチーム構成だ。 来る3週間は対話が重要だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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