キム・ビョンヒョンは、KBSでWBCの解説を務める元プロ野球選手のパク・ヨンテクとともに観客席に座り、後輩たちの練習試合の様子を眺めながらWBCの展望を語り合った。
試合後には古巣KIAタイガースに所属するヤン・ヒョンジョン、ナ・ソンボム(33)、イ・ウィリ(20)を連れて、アリゾナ州の中心になる韓国料理店を訪れた。
和気あいあいとした雰囲気の食事中、キム・ビョンヒョンは「日本の戦力はあまりに強すぎる。しかし、日本が最も警戒しているチームも韓国だ。(日本が韓国を)甘く見てやられたことが多い」と後輩にエールを送った。
また、自身が出場した2006年WBCを振り返り、「当時はアメリカがドリームチームだった。先発投手の年俸が879億ウォン(約87億9000万円)で、我々の投手陣は全員合わせても40億ウォン(約4億円)だった。それでも我々が勝利した」と、先輩が成し遂げた奇跡を後輩たちが引き継ぐことを期待した。
この言葉に、韓国代表投手陣最年長のヤン・ヒョンジョンは「太極マークをつけると変わる。プレッシャーはあるが、悲壮感のようなものが生じる」と述べ、溢れる自負心を示した。
これに先立ち、元メジャーリーガーで2009年WBCにも出場経験のあるチュ・シンス(40、SSGランダース)は、今年1月中旬にテキサス州ダラス地域で放送された在米韓国人向けのラジオ『DKNET』に出演した際、韓国代表メンバーに言及し「日本の場合、国際大会のたびに新顔が多い。我々はキム・ヒョンスをはじめ、キム・グァンヒョン、ヤン・ヒョンジョンとベテランが多い。十分に実力ある選手たちだが、私なら目先の成績より未来を見たはずだ。新しい選手を選ぶべきだった」と伝えた。
特に、「いつまでキム・グァンヒョン、ヤン・ヒョンジョンなんだ。日本でもキム・グァンヒョンがまだいるという記事が出ている。私も経験したが、(KBOリーグには)才能ある選手がとても多い。そのような選手たちはなぜダメなのか」とし、学生時代のいじめ問題などの影響で代表落選したアン・ウジン(23、キウム・ヒーローズ)などの不在を残念がった。
だが、「いつまでヤン・ヒョンジョンなんだ」という先輩の言葉が恥ずかしくなるほど、ヤン・ヒョンジョン自身は国家代表への大きな自負心を持っていた。これにはキム・ビョンヒョンも「“韓日戦”で勝利すれば代表の団体会食を奢る」とし、後輩たちの善戦を祈った。
(記事提供=OSEN)