なぜ韓国代表後任候補にクリンスマン氏が急浮上したのか…実際は“最優先”じゃなかったウラ事情とは【韓国の視点】

ミュラー委員長は以前、新監督の選任要件として「専門性」「経験」「確実な動機付け」「チームワーク能力」「環境的要因」の5つを掲げた。

クリンスマン氏は現役時代、ドイツ代表の名ゴールゲッターとして国際Aマッチ108試合に出場し、47ゴールを決めた。特に1994年アメリカW杯ではグループステージで韓国代表と対戦し、2ゴールを決めたこともある。

引退後は指導者に転身し、2004年にドイツA代表の監督に就任。2006年、自国で開かれたW杯でドイツ代表を3位に導いた。2011年からはアメリカ代表監督を務め、2013年CONCACAFゴールドカップで優勝し、2014年ブラジルW杯では決勝トーナメント進出を果たした。

しかし、クラブチームの指導者としては明確な成果を残せなかった。2008年にドイツの名門バイエルン・ミュンヘンの監督に就くも1シーズン持たずに解任。2019年にはヘルタ・ベルリンの監督を担うも、首脳陣と対立して100日足らずで辞任した。

クリンスマン氏

専門性、成功と失敗をあまねく味わった経験、再起に対する動機付けに関しては高い点数を与えるに値する。

ただ、これまでの監督時代には戦術的にさまざまな批判が伴っただけに、アジア人選手の長所を一つにまとめる力量、さらには韓国国内に滞在し、A代表以外の韓国サッカー全般的な発展を引き出す意思があるかは未知数だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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