TV中継もない韓国と北朝鮮のサッカーW杯2次予選…試合の情報はどうやって得る?

一縷の望みにかけていたTV中継まで、不可能となった。

結局、29年ぶりに平壌(ピョンヤン)で開かれる“南北戦”は事実上、外部と遮断されたまま行われる。

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韓国と北朝鮮は10月15日午後5時30分、北朝鮮・平壌の金日成競技場でカタールW杯アジア2次予選グループHの第3戦を行う。

北朝鮮は韓国の選手団を除く取材陣と応援団の訪朝を認めず、TV中継さえも許さなかった。ワールドカップ2次予選は試合開催国がTV中継権を保有するため、北朝鮮の選択を覆す方法もない。

TV中継のないワールドカップ予選

サッカー韓国代表は、34年ぶりにTV中継のないワールドカップ予選を行うことになった。今回の試合の中継権を持つ韓国地上波3社は、試合前日(10月14日)のニュースで、「15日に平壌で開かれる南北間のワールドカップ予選の中継が失敗に終わった」と報じた。

共同主管放送局であるKBSが地上波3社を代表して、北朝鮮と交渉を進めたが、最終的には交渉が決裂した。

(写真提供=韓国サッカー協会)

韓国代表が出場するワールドカップ予選がTV中継されないのは、1985年3月に行われたメキシコW杯のアジア予選、ネパールでの遠征試合以来、34年ぶりとなる。

今回の平壌遠征は、当時とは状況が違う。北朝鮮は国際信号を通じて生中継できる技術的な条件を十分に備えている。意思さえあれば、生中継を全世界に届けることもできる。

北朝鮮が生中継を嫌ったのは、今回が初めてではない。去る9月に平壌で行われたレバノンとのホームゲームでも生中継をせず、翌日に録画放送した。国際的な試合内容をリアルタイムで公開したくないという意思の表れであると考えざるを得ない。

今回の南北戦の場合、韓国の取材陣はもちろん、第3国の取材陣のアクセスも許可していないようだ。AP通信は、南北戦を控えて公式練習と記者会見の取材を北朝鮮当局に要請したが、断られたという。

サッカーを文章だけで把握する状況が現実のものに

TV中継が不可能となっただけに、南北戦を映像で楽しむことは不可能だ。

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