韓国代表チームの戦力分析陣が試合映像を撮影すると思われるが、北朝鮮から離れなければ公開できないと考えられる。
つまり、サッカーを文章でしか把握できない状況が現実になるということだ。
一般的なサッカーファンは、競技中の状況をアジアサッカー連盟(AFC)と国際サッカー連盟(FIFA)のホームページの文字中継に頼るしかない。
韓国サッカー協会は、取材陣が訪朝できなかった点を考慮して、なるべく現場のニュースをいち早く伝えたいという意思を見せている。平壌に滞在している協会関係者を通じて記者会見、公式練習、試合などの情報を、メッセンジャーや電子メール、ファックスなどの使用可能な方法を総動員して韓国取材陣に提供する予定だ。
試合中の得点や警告、選手交代などの状況も、韓国サッカー協会を通じてリアルタイムに近いかたちで受信できるものと思われる。
韓国サッカー協会は、試合後の公式記者会見については音声ファイルを取材陣に配布する計画を立てた。しかし容量などの問題で音声ファイルの提供が困難な場合には、テキストで配布すると考えられる。
南北戦と関連した情報をほぼリアルタイムで得ることができるかどうかは、金日成競技場のインターネットを活用できるかどうかにかかっているだろう。
韓国代表関係者は「金日成競技場ではインターネットの使用が容易ではないと把握している。AFCを通じて北朝鮮サッカー協会にネット回線を用意してほしいと要請した」と伝えた。