日本と対照的…韓国の新監督が未だに決まらないワケ。「強化委員会は機能を失った」と痛烈指摘も

現マレーシア代表監督のキム・パンゴン氏が国家代表監督選任委員会の委員長を務めていた際は、委員会が存在の意味を明確に持っていた。委員長は監督選任のすべての過程を委員と共有し、個人ではなく集団の判断と決定を尊重していた。

委員長一人の考えに依存せず、韓国サッカーの代表性を持つサッカー人たちとともに合理的なプロセスを確立した。この方式は協会内外で好評を博し、「委員会は必要な組織だ」という認識もついてきた。

実際、当時選ばれたA代表のパウロ・ベント監督、U-23代表のキム・ハクボム監督、女子A代表のコリン・ベル監督など、多くの監督が実際に結果を残した。

パウロ・ベント前監督

当時のキム・パンゴン委員長体制で委員を務めたとあるサッカー関係者はこう証言する。

「選任作業に突入すると、最初から最後まですべての内容を委員長と委員がともにした。委員が候補を推薦したり、お互いに長所と短所を評価したりしながら候補を決めた。委員長は交渉方法からプロセスまですべてを委員に知らせた。どの候補と、なぜ交渉に失敗したのかまで共有した」

「(委員長は)常に我々の意見を尊重した。もし意見がまとまらなければ、自身の意見を述べながら方向を提示した。決して独断的にしたことはない」

だが、今は違う。

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