韓国の“ゴールラッシュ”を見る絶好の機会だ。
パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表は10月10日午後8時、華城(ファソン)総合競技タウン・メインスタジアムで、スリランカとカタールW杯アジア2次予選のホームゲームを行う。
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本格的に始まるグループリーグの順位争いに、大きな影響を与える重要な試合だ。
対戦するスリランカはFIFAランキング202位のチームで、同37位の韓国と比較すると戦力が大きく劣る。実際にグループリーグ第1~2戦では、北朝鮮とトルクメニスタンに敗れた。大きなアクシデントがない限り、韓国の圧勝が期待される試合だ。
ポイントはゴール数である。
韓国はベント監督就任後、大量得点に成功した試合が多くない。2018年11月に行われたウズベキスタンとの親善試合(4-0)が最多ゴール記録だ。そのほかの試合では、“大量得点”と表現できる3点以上を入れたことがない。
アジアカップで対戦したフィリピンやキルギスを相手にしても、1-0の辛勝だった。今回のアジア2次予選の第1戦でトルクメニスタンと対戦したときも、密集する相手守備の攻略に苦しんで2-0という結果だった。
それでもスリランカが10月5日のマレーシアとの親善試合で0-6の完敗を喫したことを踏まえると、韓国も大量得点に成功する可能性が高い。
しかも最近、韓国代表の攻撃陣はコンディションが良い。ソン・フンミンを筆頭にファン・ヒチャン、ファン・ウィジョなどが所属チームで活躍している。イ・ジェソンとイ・ガンインなど、2列目MFも調子は悪くない。さらにナム・テヒが代表に復帰し、攻撃のオプションはますます多様になった。
ゴールラッシュを実現するためには、スリランカの密集守備を攻略する必要がある。スリランカはトルクメニスタン戦(0-2)、北朝鮮戦(0-1)で、大量失点を免れている。ひたすら守備に集中して、失点を最小限に抑えたわけだ。
過去のウリ・シュティーリケ監督時代、韓国はアジア2次予選で大量得点を実現していた。3ゴール以上を記録した試合が8試合中5試合にもなる。相対的に難易度が落ちる2次予選では、ある程度の得点力を示す必要がある。
さらに今回の試合は、ホームで行われる。欧州組が総出動する試合であるだけに、ゴールラッシュを期待してもいいだろう。
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