韓国サッカーは「根拠なき自信」貫く限り非主流国を脱せない…アジアでも“辺境”となった無戦略外交【韓国の視点】

AFC加盟国は計47カ国だ。このうち、西アジアと東南アジア(ASEAN)所属が各12カ国に達する。中央アジア所属が6カ国、韓国のいる東アジア所属が10カ国だ。

西アジア、東南アジアは結集が上手く行くのに対し、東アジアは各自が生き残ることを選択する。“票心”獲得には不利な立場だ。それなら早々の路線を決めて協力相手を物色し、政治的に動くべきだったが、チョン会長は具体的なマスタープランもなく無能力な外交力で一貫した。

チョン・モンギュ会長

日本の場合、スポンサーシップを通じてAFCに莫大な影響力を行使している。オフィシャルグローバルパートナー(クレディセゾン)、オフィシャルグローバルサポーター(コナミ、モルテン)、オフィシャル広域パートナー(KDDI、キリン)として活発にAFCを後援しているため、組織内の日本勢力は力を得るしかない。

一方、韓国のAFCスポンサーはTVING(オフィシャル広域パートナー)のみだ。

これを土台に、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長はFIFA評議会委員の3選に成功した。一方、チョン会長とKFAはまともな現実認識もなく選挙に飛び込んだが、“根拠のない自信”の結末は落選だった。

今後も国際情勢をまともに把握せず、無意味な自信で一貫するのであれば、当分の間、韓国サッカーが“主流”に足を踏み入れることは到底難しいだろう。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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