続けて、「監督として成果を出さなければならないのは当然だが、広報やマーケティングを通じて、多くの方が清州にサッカーチームがあるという認識ができるように助けたい」とし、「持続可能なチームを作ろうを思っている。初代監督として、チームが発展できる土台を作って後輩にバトンを渡したい」と未来を見据えた。
チェ監督は韓国サッカー界でも長い指導者キャリアを持つ人物だ。
これまで国内では富川（プチョン）SK（済州ユナイテッドの前身）、大田（テジョン）シチズン（現・大田ハナシチズン）、江原（カンウォン）FC、釜山（プサン）アイパーク、済州（チェジュ）ユナイテッドで指揮を執ったほか、ベトナムのホアンアイン・ザライFCの監督も務めたことがある。
また、直近の2020～2022年はKリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟の技術委員を務めた。忠北清州FCは自身7番目に指揮を執るチームで、3年ぶりの現場復帰となる。
もっとも、忠北清州FCは2002年の創設から昨年までアマチュア、セミプロリーグで活動してきたチームで、今回の2023シーズンからプロリーグに参入する新興チーム。チェ監督自身、新規参入チームを率いるのは初めてのことだ。
このため、指揮官は“息子チャンス”を積極的に活用する予定だ。
チェ監督の息子はSHINeeのメンバーであるミンホ。ミンホ自身も熱狂的なサッカーファンで、過去にはKリーグアンバサダーを務めたこともある。
「息子は最近忙しいが、幸いにも日程が確保できそうだ。息子が開幕戦に来るだろう。変数が生じるかもしれないが、“息子チャンス”を活かそうと思っている」と明かしたチェ監督は、「息子はサッカーに対する関心が多く、私が監督になったときもとても喜んでいた。（スタジアムにも）よく来てくれるはずだ」と話していた。
指揮官の発言通りであれば、ミンホは来る3月1日、アウェイの木洞（モクドン）総合運動場で行われるソウルイーランドFCとのKリーグ2開幕戦に訪れる。試合は16時キックオフ予定だ。
はたして忠北清州FCの開幕戦でミンホとチェ監督による“共演”は見られるのか、サッカーファンもK-POPファンも注目しておきたいところだ。
