上昇幅が最も大きい選手はジョージア代表FWフビチャ・クヴァラツヘリア(21)だ。クヴァラツヘリアの市場価値は元々わずか1000万ユーロ(約14億1830万円)だったが、現在は8000万ユーロ(113億4636万円)と8倍も急騰。現時点で欧州において最も脅威のあるウィンガーの一人に成長し、キム・ミンジェとともに全欧州から関心を集める存在となった。
ナポリで最も価値のある選手はナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘン(24)だ。オシムヘンは今季リーグ戦で15試合13ゴールを決める大活躍を披露。シーズン前には7000万ユーロ(約99億2800万円)だった市場価値も2倍以上アップし、現在は1億6000万ユーロ(約227億円)となっている。
この3人以外にも、カメルーン代表MFアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ(27)やスロバキア代表MFスタニスラフ・ロボツカ(28)、イタリア代表FWジャコモ・ラスパドーリ(22)、イタリア代表DFジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ(29)なども市場価値が上昇した。
ナポリとしては幸せな悲鳴を上げざるを得ない状況だ。まずは今季リーグ優勝に挑む点が励みになる。ナポリは19試合を終えて16勝2分1敗とずば抜けた成績で勝ち点50を記録。2位のACミラン(勝ち点38)を12ポイントも離し首位を独走している。1989-1990シーズン以来33年ぶりの制覇に着々と近づいている。
今後、状況次第では彼らを売却して莫大な移籍金の収益を残すこともできる。戦力維持のため簡単に手放さないとはいえ、投資した金額以上に多額の利益を確保できるのであれば、検討する余地はあるだろう。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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