しかし、近年は出番も少なくなり、昨年は戦力外に分類されていた。そんな彼を、かつて韓国代表で師弟関係にあったホン監督が手を差し伸べ、今季は電撃的に蔚山現代のユニホームを着た。
ただ、リーグ戦出場はわずか6試合で無得点。ゴールを決めたのは今年4月のACLグループステージの広州FC(中国)戦だけだった。
しかし、ホン監督のもとで2012年ロンドン五輪、2014年W杯などを経験したパク・チュヨンは、誰よりも監督の指導哲学を理解しているベテランだ。
試合には多く出場できなかったが、チーム内ではコーチに劣らない役割も果たした。リーグ優勝を切望したクラブで精神的支柱として生まれ変わり、練習の雰囲気を盛り上げた。
試合に出場できない選手を率先して鼓舞し、ピッチの内外でチームの中心的役割を果たした。
そんなパク・チュヨンに、ホン監督がプレイングコーチ職を提案した。パク・チュヨンは今季まで蔚山現代でプレイングコーチを務め、先日現役を引退したイ・ホのように、来季は蔚山現代で選手生活の終わりと指導者生活の始まりを告げることになりそうだ。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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