韓国はFWソン・フンミン(30、トッテナム)のように飛び抜けたスター選手こそいるものの、欧州ビッグリーグでプレーする選手の数では、2000年代以降で日本に後れを取っている。
ビッグリーグでなくても、欧州の中小リーグに挑戦する人数も日本が大きく圧倒している。選手個人の意思の問題もあるとはいえ、兵役問題など、韓国人選手特有の現実的なハードルもある。
ただ、キム・ミンジェが指摘した部分はそこではない。国内Kリーグの各クラブに“協力的な姿勢”を求めたのだ。昔と比べて最近こそ多くのクラブが選手の海外進出に共感し、譲歩しているが、依然として一部では“高額な移籍金設定”などの障害物を置いているという話だ。
キム・ミンジェ自身は全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースでプロデビューした後、中国の北京国安(現・北京FC)を経て欧州に進出。昨季にトルコのフェネルバフチェで活躍し、今季からセリエAに挑戦している。
「(Kリーグの選手が欧州に進出するには)クラブと解決しなければならないことが多い。移籍金も高い。あえて一言言うならば、もし欧州クラブからオファーがあれば、(クラブから)快く送り出してほしい」とキム・ミンジェは強調した。