今回は2021年8月8日からカタールW杯決勝が行われる2022年12月19日までの活躍を基に、各国プロ最上位リーグと国際試合で最低35試合以上プレーした選手が対象となる。
すべてのプロチームの選手に投票権が与えられ、GK、DF、MF、FWの各部門でそれぞれ3人の選手を選択できる。
投票は、FIFProと提携する各国の選手協会から各選手にリンクが配布されて行われる。
以降は最も多くの票を得た26人を発表した後、最多得票選手1人及び、GK1人とDF・MF・FW各3人で構成されたワールドイレブンを、来年2月27日に予定されている「ザ・ベスト・FIFAフットボール・アウォーズ」で公開する予定だ。
韓国プロサッカー選手協会(KPFA)によると、韓国人選手ではソン・フンミンがFW部門に名を連ねた。
韓国人選手は男女合わせて過去一度もワールドイレブンに選ばれたことがない。ソン・フンミンは最終候補が55人だった2019年と2020年に、アジア人選手として唯一FW部門15人の候補に上がったことはあるが、最終的なワールドイレブンに選出されたことはない。
ソン・フンミンは2021-2022シーズンのイングランド・プレミアリーグでアジア人初の得点王に輝いたのに続き、今回のカタールW杯では眼窩骨折の影響でフェイスガードを着用しながらも、韓国のベスト16入りに大きく貢献した。以前よりもワールドイレブン入りの可能性は高い状況だ。
なお、女子選手ではMFチ・ソヨン(31、水原FCウィメン)が2020年の55人中MF部門の15人に含まれたことがある。
現在のKPFA会長で、かつてジュビロ磐田やガンバ大阪で活躍した元韓国代表FWイ・グノ(37、大邱FC)は、「韓国をW杯ベスト16に導いた昨季プレミア得点王のソン・フンミンが、今年のワールドイレブン候補に選ばれてほしい。韓国にいる選手たちが積極的に投票できるよう、督励する計画だ」と述べた。
また、副会長の元韓国代表MFヨム・ギフン(39、水原三星ブルーウィングス)も、「今回のW杯で“ラストダンス”を披露した選手が多い。はたしてどの選手がワールドイレブンに選ばれるかがもう気になる。歴代最高と言われる2人(クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ)のうち、どちらか1人がリードする可能性もある」と伝えていた。