人気急落の韓国プロ野球…“年間100万人動員”の球団が12年ぶりにゼロの危機に

韓国プロ野球が12年ぶりに、年間100万人を動員した球団がひとつもない危機を迎えている。

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韓国プロ野球は9月23日、年間観客動員数700万826人を記録し、ようやく700万人動員を達成した。

しかし観客動員数は、10球団体制が始まった2015年の736万530人に満たないだけでなく、2007年以来12年ぶりに100万人を動員した球団がひとつもない可能性まである。

昨年、年間100万人の観客を動員した球団は、LGツインズ、斗山ベアーズ、SKワイバーンズの3球団だ。斗山は10年連続で100万人を達成しており、LGも9年連続で成し遂げている。SKは2018年に初めて年間100万人を達成したが、今年は苦戦している。

SKはホームである文鶴野球場で、96万4684人の観衆を動員した。今季残されたホームゲームはわずか1試合で、9月25日にサムスン・ライオンズとの試合が予定されている。満員を記録しても、年間100万人を突破することは難しい。

ホームである蚕室総合運動場野球場で2試合を残す斗山は、これまで93万6880人の観客を動員している。NCダイノスとハンファ・イーグルスとの試合を残しているが、2万5000席を2試合で満たしても、年間の動員数は98万人にとどまる。

そう考えると、100万人を達成できる可能性が残るチームは、LGだ。

ホームの蚕室で4試合を残しているLGは、現在まで92万8720人を動員している。9月24日にサムスンと、9月27日にはNCとホームゲームを行い、残り2試合はまだ不明だ。4試合で7万2000人ほどの観客が球場を訪れてくれればいい。

ただ9月23日に行われたハンファ戦の動員数は、わずか1万1775人だった。平日、ポストシーズンから脱落したチームの試合に、観客が集まることは容易ではない。

韓国プロ野球は、2008年からの1試合平均の観客数が1万人を超え、“年間500万人時代”を迎えた。特に同年、ロッテ・ジャイアンツが年間137万人の観客を動員し、突風を起こした。

2009年からは斗山が10年連続で100万人突破を果たしており、LGも2010年から9年連続で同じ記録を達成している。韓国プロ野球は2012年まで1球団当たり133試合体制で、2013~2014年は年間128試合とさらに少なかった。

10球団144試合体制で試合数が大幅に増えた現在、100万人を動員した球団がない現状は、衝撃が大きい。

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