グループステージでは自力突破が不可能な状況から劇的な突破を見せた。しかし、世界ランキング1位ブラジルの壁は厚く高かった。
試合後、ソン・フンミンは「厳しい戦いだった。最善を尽くし、差を縮めようと努力したが、それができず申し訳ない」と頭を下げた。
絶対的エースの表情はずっと暗かった。「申し訳ない」という言葉を繰り返した。
「応援してくださり、期待してくださったことに及ばず、申し訳ないとしか申し上げることができない」
「ただ、選手だけではなく、コーチングスタッフも含めた全員が最善を尽くして試合を準備し、戦った。それは理解してほしい。サッカー選手として受けた応援と、特別な経験をさせてくれたことに感謝している。これからもっと発展した姿をお見せするので、今後も応援をお願いしたい」
ソン・フンミンのインタビューを見守っていたパク・チソンは慰労の言葉を伝えた。
今回のカタールW杯にSBS解説として現地入りしていたパク・チソンは、「良いパフォーマンスを見せてくれたワールドカップだった。“申し訳ない”という言葉を聞いたファンは、むしろ彼らに“ありがとう”と伝えるはずだ」とし、「そんなことは考えずにゆっくり休んでほしい。これからも選手として見せるものは多いだろう。所属チームに戻り、また韓国代表で戦うときに素晴らしい姿を見せてほしい」と温かいエールを届けた。
現役時代に日本の京都パープルサンガ(現・京都サンガF.C.)でプロデビューした後、PSVアイントホーフェン、マンチェスター・ユナイテッド、クイーンズ・パーク・レンジャーズと欧州で活躍したパク・チソン。韓国代表ではW杯3大会に出場し、2002年日韓大会ではベスト4、2010年南アフリカ大会ではベスト16を経験した。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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