ところが、いざ迎えた韓国戦でガーナは変則的な戦術に出た。韓国の強みであるサイドを防ぎ、そこを活かしてより攻撃的なコンセプトを持ち出したのだ。
そして、前線にはポルトガル戦で出場しなかったFWジョルダン・アイェウ(31、クリスタル・パレス)を起用。アイェウは兄のFWアンドレ・アイェウ(32、アル・サッド)、イニャキとともに3トップを組んだ。ちなみに、ジョルダンは韓国と最後に対戦した2014年6月の国際親善試合でハットトリックを記録していた選手だ。
そのジョルダンの投入は結果的に成功だった。ジョルダンは正確なキックでガーナの2ゴールに関与した。
まず、前半24分の先制シーンではフリーキックから正確なロングボールをゴール前に放り、DFモハメド・サリス(23、サウサンプトン)の得点に関与した。
ガーナの2点目はジョルダンの完璧なクロスから生まれた。左サイドから正確なクロスを上げると、これがクドゥスのヘディングゴールにつながった。
韓国は後半に入りFWチョ・ギュソン(24、全北現代モータース)の2ゴールで一時同点に追いついたが、後半23分、クドゥスの自身2ゴール目で勝ち越しを許し、手痛い敗戦となった。
なお、第2節を終えて1勝1敗のガーナ(勝ち点3)は2位、1分1敗の韓国は3位。来る12月3日に行われる最終節で、ガーナはウルグアイ、韓国はポルトガルと対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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