「我々の選手たちは、今回の試合が大変だということを理解していた。ウルグアイの選手たちは技術的に素晴らしく、良い身体条件を持っている。だが、韓国の選手たちもよくやった」
「前半の掌握力が良かった。お互いに錚々たる選手が多かったが、全体的な組織で見たときは良かったと思う。我々が一つのチームとしてうまく構成した試合だった。お互いにサポートもよくできた」
韓国は一歩も引かずにウルグアイと激しくぶつかった。ドイツ代表に大金星もグループ敗退に終わった2018年ロシアW杯から4年、ベント監督の下で準備した“自分たちのサッカー”が世界でも通用することを見せつけた。
「実のところ、自分たちが練習したとおりに試合さえすれば、まったく問題がないと思っていたし、自信もあった。今回の試合でそれを見せてくれた。今回の試合だけでなく、今後もそのような試合はあるだろう」
「自分自身を信じること。リスクのあるスタイルではあるが、状況に応じて判断し、調整しなければならないこともある。究極的には自分たちが練習状況の時とは異なる相手によって、パフォーマンスと戦闘力を合わせていかなければならないという点だ。今日はその力量を見せてくれた」
チームと選手たちへの信頼を示したベント監督は、「我々がしなければならないことは、今回の試合に対する全般的な評価だ。これを通じて教訓を与え、よくやった部分、上手くできなかった部分を評価しなければならない。今回は試合自体が熾烈だった。前半は特に上手くやった。相手を恐れず、すべての選手がすべての状況を上手くリードすることができた。後半は疲労度が高まり、以降は前半ほどのパフォーマンスが出なかった」と伝えた。
また、フェイスガードを着用してフル出場したキャプテンのFWソン・フンミン(30、トッテナム)については、「全般的な状況を見ると、ソン・フンミンは負傷する以前まではパフォーマンスが良かった。しかし重傷を負い、長い間休息を取った。当然、パフォーマンスが100%回復するには時間が必要だ。もう少し時間がかかるだろう。それでも全体的なパフォーマンスは良かった。今の代表選手たちは皆自負心を持っている。これからさらに良くなるはずだ」と明かした。
今回のウルグアイ戦でベント監督は、これまで起用して来なかったMFイ・ガンイン(21、マジョルカ)を交代で投入した。
「後半は全般的にチームに必要なサポートに応じて、交代カードを投入した。イ・ガンインは速いテンポで前に出るスピードが良い。チームがプレッシャーを受けているときに力量を発揮できるスタイルだ。カタールで練習しているときもその部分が明らかになった。また、守備時も全般的に良い姿を見せた。だから投入を選んだ」
イ・ガンイン投入の経緯を伝えたベント監督は、「韓国ではチームの努力よりも選手個人を好む傾向があるようだ。私はチームの成果を考えた」と付け加えた。
なお、韓国代表は来る27日、エデュケーション・シティ・スタジアムで行われる第2節でガーナ代表と対戦する。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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