前節の退場処分による懲戒でアントニオ・コンテ監督が不在のため、代理で指揮を執ったアシスタントコーチのクリスティアン・ステッリーニ氏は、ソン・フンミンの負傷状態を伝えた。
ステッリーニ氏は「正確な状態のチェックは明日しなければならないが、試合終了後にソン・フンミンはロッカールームで一緒に勝利を祝っていた。まだどんな診断が下されるかは正確にはわからない。脳震とうかどうかもわからない。ただ、ソン・フンミンがケガを負い、目がまだ腫れていることは確かだ」と伝えた。
イギリスメディア『フットボール・ロンドン』は、今後ソン・フンミンが試合復帰までに受けなければならない検査事項を伝えた。
同メディアは「ソン・フンミンが試合出場に適しているのかどうか、脳震とう関連の規則を適用しなければならない。公式的な臨床評価作成、関連医療スタッフの回復に対する所見、イングランドサッカー協会(FA)の規定に基づいてトレーニングに復帰した後、再び試合に出場できる」とし、「クラブは選手の健康に関するすべての情報を提出しなければならない」と付け加えた。
試合後、ホイビュルクがSNSに公開した集合写真にはソン・フンミンが写っていたが、その顔はまだ痛々しく腫れあがっていた。それでも、最前列の右端でポーズを取ったソン・フンミンの表情は決して暗くなかった。
今月にはカタールW杯本大会も控えているだけに、負傷の程度が軽いことを願うばかりだ。
◇ソン・フンミン プロフィール
1992年7月8日生まれ。韓国・江原道出身。身長183cm。大韓民国のサッカー選手で、サッカー大韓民国代表キャプテン。小学校と中学校ではサッカー部に所属せず、韓国代表経験のある父ソン・ウンジョン氏から直接指導を受けていた。2010年にドイツ・ブンデスリーガのハンブルガーSVでプロデビュー。その後、2013年に移籍したバイエル・レバークーゼンで2年連続二桁ゴールを披露し、2015年にプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーへと移籍。愛称は“Sonny(ソニー)”。