新規参戦の日本人が出られない?開幕目前の韓国プロバスケで勃発した「加入金未納トラブル」とは

というのも、6月にKBLが自主的に進めた新規会員加入審査の際、資料不良を理由に加入が保留された経緯があるからだ。ただ、最終的に資料を補強して加入が認められた。

こうしてKBLの構成員となったデイワンスポーツは、9月に華やかな創設式を開催し、チーム名を「高陽キャロットジャンパーズ」に一新して新たな出発を切った。

高陽キャロットジャンパーズの新エンブレム

チームの代表を務めるのは、韓国で“バスケ大統領”の名で知られる元プロバスケットボール選手で元代表監督のホ・ジェ氏。同氏は「財政的な部分に対する憂慮があるが、待ってほしい。後々、(高陽が)良い球団でしっかりとした球団であることがわかるだろう。KBLに貢献できる名門球団になる」と強調していた。

そうはいったものの、KBLの構成員としてスタート地点と言える加入金が未納状態であることに変わりはない。

そもそも、高陽は加入金15億ウォン(約1億5000万円)のうち、まず5億ウォンを納付することで約束していたが、これを履行しなかった。結局、高陽はKBLに納付期限の延期を要請し、10月中に納付することにした。

だが、KBLは今回ばかりはじっとしていられなかった。理事会を開催し、「13日までに支払え」と強力な警告を発した。

来る15日には2022-2023シーズンの開幕戦が控えている。高陽は同日、原州(ウォンジュ)DBプロミと対戦予定だ。

時間が過ぎると物事はあやふやになってしまう。確実な仕事の処理が必要だったからこそ、KBLはデイワンスポーツに加入金納付を強く伝えた。次の問題は簡単だ。デイワンスポーツが加入金をしっかり払えば良いだけのことだ。

なお、高陽にはKBL史上2人目の日本人選手となる東海大学九州出身の森口弥(もりぐち・ひさし/23)が新たに加入している。

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