チャン・ヒョンスは、アジア大会で金メダルを獲得し、選手生活を続ける機会をつかんだもが、ボランティア活動を怠ったため、議論を呼んだ。韓国の世論は、チャン・ヒョンスに一罰百戒を加えるべきだと大騒ぎしている。
韓国サッカー協会は、ひとまずチャン・ヒョンスを11月17日のオーストラリア戦、同20日のウズベキスタン戦のメンバーから外すことにした。協会によると、チャン・ヒョンスは10月16日のパナマ戦直後、代表チームのパウロ・ベント監督に、「代表メンバーの招集に応じると、ボランティア活動をするのが難しい。11月のメンバーリストから外してほしい」と要請していたという。
チャン・ヒョンスの要請を協会が受け入れたわけだ。協会関係者は、「11月の強化試合とは別に、チャン・ヒョンスに対する別途懲戒を検討している。国民体育振興公団の最終調査結果を待っている」と話した。
チャン・ヒョンスは協会を通じ、「深く反省し、自粛している。11月のAマッチ期間とシーズン終了後のオフの期間にボランティア活動を誠実に遂行する」と明らかにした。
今回の事件は、兵役免除という大きな利益を得た選手が、それに伴う社会的責任まで無視したという点で、韓国サッカー界、ひいては韓国スポーツ界に警鐘を鳴らすきっかけになるとみられる。
協会やクラブ、韓国サッカー界が、選手個人の問題と見ずに、体系的に管理しなければならないという声もある。代表チームの弱体化につながるからだ。韓国サッカーが信頼を失う恐れもある。