未成年の教え子に性的暴行の疑い…長野五輪フィギュア韓国代表の41歳男性コーチを拘束起訴

元フィギュアスケート韓国代表で現在はコーチを務めるイ・ギュヒョン氏が、未成年の教え子に性的暴行を加えた疑いで拘束され、裁判にかけられたことがわかった。

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議政府(ウィジョンブ)地検南楊州(ナミャンジュ)支庁刑事1部(ソン・ジョンスク部長判事)は9月7日、先月中旬に性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反などの疑いで、イ・ギュヒョン氏を拘束起訴したことを発表した。

イ・ギュヒョン氏は今年初め、自身が教えていた10代の教え子に性的暴行を加えた疑いが持たれている。

この事件は当初、ソウル松坡(ソンパ)警察署が捜査し、イ・ギュヒョン氏を在宅起訴した後、ソウル東部地検に送致したが、先月初めにイ・ギュヒョン氏の居住地である南楊州支庁に移牒されていた。

事件を引き受けた南楊州支庁は、罪質が悪いと判断してイ・ギュヒョン氏に対する拘束令状を請求し、裁判所は証拠隠滅や闘争の憂慮などを理由に令状を発行した。

検察によると、イ・ギュヒョン氏は性的暴行容疑について否認しているという。

1980年10月生まれで現在41歳のイ・ギュヒョン氏は、現役時代に1996年長野冬季五輪、2002年ソルトレイク冬季五輪と2大会連続でオリンピックに出場した経験がある。2003年を最後に現役引退後、フィギュアスケートのコーチとして活動していた。

ただ、2017年のISU(国際スケート連盟)ジュニア大会では、点数発表を待っている間に女子選手のわき腹を不必要に触る場面が捉えられ物議を醸した。

ほかの試合でも、選手の腰に手を回したり、わき腹の上部分を数回さすったりする場面がカメラに捉えられたことがあった。フィギュアスケートファンの間では「不適切だ」という指摘と、「教え子を励ましているに過ぎない」という主張の双方が飛び交っていた。

なお、イ・ギュヒョン氏は元スピードスケート選手の父、元フィギュアスケート選手で全国スケート連合会会長の母を両親に持つ「スケート一家」の育ち。兄には5大会連続オリンピック出場経験のある元スピードスケート選手で、今年5月に女優ソン・ダムビと結婚したイ・ギュヒョク氏がいる。

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