全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが韓国Kリーグ勢の同国対決を制した。
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全北現代は8月18日、日本の浦和駒場スタジアムで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で大邱(テグ)FCに2-1で勝利した。
試合は後半1分にFWソン・ミンギュ(22)のゴールで先制するも、同10分に大邱FCの同点弾を許し延長戦に突入。すると、延長後半から出場したMFキム・ジンギュ(25)が同アディショナルタイムに値千金の勝ち越しゴールを決め、劇的な勝利に成功した。
これで2シーズン連続のベスト8進出を果たした全北現代。試合後記者会見に出席したキム・サンシク監督は、来る22日に埼玉スタジアム2002で行われる準々決勝に向け、「どの相手であれ、今回の試合と同じ意志を持って試合に臨めば準々決勝でも良い結果を出せると思う。何より、昨年はベスト8で敗れてしまっただけに、今年はより高いところに上がれるよう努力する」と必勝を誓った。
また、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたソン・ミンギュは、「とても厳しい試合だった。選手たちや監督、コーチングスタッフの全員が今日の試合の勝利を望んでいた。延長120分まで続く厳しい試合をしたので、次の試合のためにしっかり回復できるようにしたい」と語っていた。
なお、同日の1回戦ではヴィッセル神戸が横浜F・マリノスとの日本勢対決を3-2で勝利し、2年ぶりにACL準々決勝進出を果たした。
以下、全北現代の一問一答。
◇
―今日の試合を振り返り。
キム・サンシク監督「延長120分間の死闘のなかで勝利を収めた選手たちに、本当に感謝と祝福の言葉を伝えたい。選手たちが最後まで興奮せず、我慢しながら相手のゴールに迫ったので、最後に勝利を得られたと思う。選手たちに感謝していると伝えたい」
ソン・ミンギュ「とても厳しい試合だった。選手たちや監督、コーチングスタッフの全員が今日の試合の勝利を望んでいた。延長120分まで続く厳しい試合をしたので、次の試合のためにしっかり回復できるようにしたい」
―大邱FCとの試合に臨むにあたり、選手たちにどのような注文をしたのか。
キム・サンシク監督「一発勝負のトーナメントなので、戦術的には2列目を中心とした相手の後方のスペースを突こうと準備していた。ただ、大邱FCが全体的に守備を下げたため、スペースがあまり生まれず困難を経験した。その部分では選手たちが上手く戦ってくれたと思うし、試合の最後まで我慢したからこそ、最後に決勝ゴールを決めて勝利できたと思う」
―ソン・ミンギュ選手は本来ウィングの選手だが、最前線にポジションを変更して以降、ゴールを量産している。
キム・サンシク監督「練習を多くこなす時間もなく、最前線で出場しているが、サイドで魅せていたパフォーマンスを中央でもできると思ったので、起用することになった。チームにはグスタヴォもいるが、また別のスタイルの攻撃オプションを追加できる良い選択になると思った。ソン・ミンギュ自身、これまでゴールが入らず苦しい思いをしたと思うが、これからはサイドや中央を問わず上手くやれると思う」
―ポジションを変更して以降、ゴールを量産しているが。
ソン・ミンギュ「どのポジションでプレーするかより、試合に出場することが重要だと思う。監督が前線起用に対する信頼があったので、自分が起用されたと思う。その信頼にゴールを決めて恩返しできて嬉しく思う。フォワードの位置で多様なオプションを持った選手として良い姿を見せたい」
―次の対戦相手が決まっていない状態ではあるが、準々決勝に向けてどのように準備を進めるのか。
キム・サンシク監督「まだベスト8の相手は決まっていないが、韓国で多くの試合をこなし、今日も120分の試合を繰り広げたので、選手たちはかなり疲労していると思う。どの相手であれ、今回の試合と同じ意志を持って試合に臨めば準々決勝でも良い結果を出せると思う。何より、昨年はベスト8で敗れてしまっただけに、今年はより高いところに上がれるよう努力する」
―選手たちは今回の試合にどんな姿勢で臨んだのか。また、どのような会話を試合中にしていたのか。
ソン・ミンギュ「試合に臨む前もそうだし、試合中もそうだったが、勝利したいという思いしかなかった。その目標を達成するために、選手全員が一つになって試合に臨んだ」
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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