飲酒運転で退団の邦本には「残念さが残る」 韓国・全北現代、ACL決勝T初戦へ「チーム一丸で戦う」【一問一答】

2022年08月18日 サッカー #ACL #Kリーグ

本日(8月18日)、日本の浦和駒場スタジアムで開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では、大邱FC(テグ)と全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが激突する。

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試合に先立ち、前日の17日に行われた記者会見には全北現代からキム・サンシク監督とDFキム・ジンス(30)が出席した。

横浜F・マリノスと同組のグループHを3勝3分の2位で突破した全北現代。Kリーグ1(1部)では27試合終了時点で14勝7分6敗の勝ち点49とし、首位の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ/勝ち点55)と6ポイント差の2位につけている。

もっとも、ACL前最後に行われた13日の第28節では仁川(インチョン)ユナイテッドにアウェーで1-3と敗戦。8月のリーグ戦4試合は1勝1分2敗と黒星が先行した状態にある。

また、今夏には日本人MF邦本宜裕(24、現カーザ・ピアAC)が飲酒運転摘発で契約解除となり、ロシアとドイツの二重国籍を持つFWスタニスラフ・イリュチェンコ(32)もFCソウルに移籍。

本来は彼らに代わる新外国人選手としてジョージア代表MFトルニケ・オクリアシュウィリ(30)を獲得予定だったが、メディカルチェックの検査結果でクラブの要求値に符合しない部分が発覚したため、獲得が撤回となった。​​

(写真提供=全北現代)キム・サンシク監督(左)、キム・ジンス(右)

キム監督は記者会見で「全北現代は2022年のACLチャンピオンになるため、この大会に挑戦している。昨年はベスト8で敗れ悔しさが残ったが、今シーズンはより高いところに辿り着けるよう努力したい」とコメント。

かつて2012~2014年にアルビレックス新潟でプレーしたキム・ジンスは、「今回の試合は当然、勝利しなければならない試合だ。我々には後がない。必ず勝利できるよう準備をしっかりしたい」と必勝を誓っていた。

「大邱FCに勝つための計画と秘策を立てている」

以下、全北現代の一問一答。

―試合に向けた覚悟は。

キム・サンシク監督「全北現代は2022年のACLチャンピオンになるため、この大会に挑戦している。昨年はベスト8で敗れ悔しさが残ったが、今シーズンはより高いところに辿り着けるよう努力したい。チャンピオンまでに残された多くの試合を考えるよりは、明日行われる大邱FCとの試合に集中して、すべてを注ぎ込むようにしたい。国内で応援してくださるファンの方々のためにも、勝利できるように準備を徹底する」

キム・ジンス「明日の試合は当然、勝利しなければならない試合だ。選手たちも皆、勝利するために試合を準備しており、今日の最後の練習が終われば、もう試合だけが残ることになる。先ほど監督がおっしゃった通り、我々には後がないので、明日の試合で必ず勝利できるよう、準備をしっかりしたい」

―全北現代は夏の移籍市場で2人の外国人選手がチームを離れたが。

キム・サンシク監督「邦本は良いパフォーマンスを見せていた状況で、恥ずべき出来事があって離脱することになった。チームとして残念さが残るし、監督としてももっと上手くできたのではないかと思うと惜しい気持ちが残る。イリュチェンコの場合はグスタヴォとポジションが重なり、イリュチェンコを放出して新しい外国人選手を獲得したかった。しかし、計画通りにはいかなかった。仁川戦で負けはしたが、すべての選手がしっかり準備を進めている。両選手(邦本、イリュチェンコ)の離脱によって生じたネガティブな部分もあるだろうが、残された選手たちをさらに団結させるポジティブな部分もあることを伝えたい」

キム・ジンス「邦本とイリュチェンコは2人ともチームにとって重要な選手だったが、今は全北現代に残った選手の方が重要だ。2人が試合に出たときにチームのために最善を尽くしてくれたように、試合に出場する選手は皆が最善を尽くすつもりだ」

―大邱FCは最近、監督が辞任して監督代行体制になった。そんななかで、全北現代に勝つ秘策があるとのことだが。

キム・サンシク監督「今回の試合を控えて大邱FCの監督が辞任した。このことをきっかけに、選手たちが心機一転して一つにまとまると思う。ただ、両面性のような部分もあると思う。チームが危機に直面した際にそれを正す首長がおらず、さらなる困難にぶつかる可能性もあるからだ。全北現代が大邱FCをどのように攻略するかによって、その違いが現れると思う。全北現代に勝つ計画があると言っていたが、全北現代も大邱FCに勝つための計画と秘策を立てている。良い試合ができるだろう」

―決勝トーナメントを勝ち上がるためには勝利が必要であり、ゴールを決めなければならない。

キム・サンシク監督「ゴールを決めれば勝てる。選手たちが挑戦と圧迫、そしてミスを減らして失点してはならない。大邱FCはセットプレーが強いので、その部分に対してしっかり準備しなければならない。これまでの良くなかった部分を振り返ると、ワンチームとしての姿が弱かったと思うが、今回の試合でワンチームとして先発と交代メンバーが全員一丸となって努力すれば、相手の長身DFも破ってゴールを決められると思う」

―リーダーの一人として、後輩選手や外国人選手にどのような部分を強調したいか。

キム・ジンス「まず、自分たちの選手のパフォーマンスや実力に対して何の疑いも抱いていない。現時点で代表に選ばれている選手や、将来的に代表に選ばれるような選手ばかりだからだ。監督のおっしゃる通り、ワンチームとして戦うことが大事だと思う。明日の試合は誰が出場するとしても、勝つことができれば良い。選手全員がなぜここに来たのかを知っていることが重要だと思っている」

(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)

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