かつては「城南一和天馬」としてアジア制覇を経験も…韓国Kリーグの古豪・城南FCが2部降格の危機

かつては7度のリーグ優勝、2度のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)優勝を成し遂げた「城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ)」としてその名を知られ、現在は城南(ソンナム)市が運営する市民クラブとして活動するKリーグ1(1部)の城南FCが、2部降格の危機に瀕している。

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城南FCは最近、リーグ戦で致命的な2連敗を喫した。下位に沈んでいた金泉尚武(キムチョン・サンム)、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスを相手にいずれも敗れ、巻き返しに失敗したのだ。

3チームともこれまでに26試合を消化し、水原三星が勝ち点27で10位、金泉尚武が勝ち点26で11位とするなか、城南FCは勝ち点18で最下位(12位)にとどまっている。水原三星とは9ポイント差、金泉尚武とは8ポイント差だ。

このままの順位であれば、城南FCは来季のKリーグ2(2部)自動降格が決定する。城南FCは以前、2017~2018年の2シーズンで2部を経験しているが、5年ぶり2度目の2部降格が現実味を帯びている。

指揮官のリーダーシップも限界か

去る8月14日、第28節で水原三星に1-4の大敗を喫した直後、キム・ナミル監督は「何から手を付けて解決すべきかわからない」と率直な心情を吐露した。

城南FCはこれに先立ち、上位の仁川(インチョン)ユナイテッド、済州(チェジュ)ユナイテッドを相手に勝利を収め、降格圏脱出へ雰囲気を盛り返したかに見えた。

しかしその後、ホームで金泉尚武に1-4で敗れ、続く水原三星戦も4失点を喫した。2試合で8失点という低調ぶりで、回復したように見えたパフォーマンスと精神面が再び崩れた。これではキム監督が大きなショックを受けるのも無理はない。

もっとも、まだ残留を諦めてよい時点ではない。残りの12試合で十分に追いつくチャンスは残っている。何より、すぐ上の順位に付ける金泉尚武は、主力の除隊によって戦力が大幅に低下する。ファイナルラウンドでは順位の近い相手との再戦も残されている。順位を一つ上げるだけで、入れ替え戦を通じて1部残留に挑戦できる機会を得られる。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ナミル監督

問題は、現在のキム監督体制でこれ以上の回復を見込むことが難しいという事実だ。

現役時代にヴィッセル神戸、京都サンガF.C.でもプレーしたキム監督は、2020年の監督就任から今季で3年目を迎えたなか、すでに自らができることすべてをやり遂げた。仁川戦、済州戦の2連勝がその最大の成果だ。

キム監督は現役時代から変わらない“兄貴肌”で、直近2シーズン連続で城南FCを1部残留に導くという成果を残した。指導者として十分な可能性を示したのは明らかだ。

しかし、もはやチームとして限界が来たと言っても過言ではない。キム監督でさえ「この雰囲気をどうやって上向かせられるかについて悩みが多い」と話すように、急激に墜落した流れを再び上向きにさせることは容易ではない。

キム監督は今も選手から熱い支持を受けるリーダーだが、選手たちから愛されることと、結果を出すことはまた別の領域だ。この程度であれば、キム監督のリーダーシップが限界を露呈したと言える。このままでは連敗がさらに長引き、手の施しようのないほどに沈んでしまうかもしれない。

運営母体の城南市は“無関心”

城南FCにとっての残留のための“ゴールデンタイム”はまさに今だ。これを活かすためには、監督交代という“極端な手段”以外には答えがないように見える。城南FCが現段階から残留を成し遂げるには、極端な変化が必要だというのがKリーグ関係者の共通意見だ。

過去に入れ替え戦を経験したことがあるサッカー関係者は、「城南FCもこれまである程度希望を持って耐えてきたが、今は限界に直面したようだ。終盤に何かを成し遂げるには変化が必要ではないか。選手たちが確実な刺激を受け、降格の危機意識を感じるためには、よりドラマチックな変化を与える必要がある」とし、また別の関係者も「城南FCはもう最後の選択をする時点に来た」と伝えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)城南FC

ただ、城南FCは現在、簡単に監督交代をできるような状況ではないという。地方選挙が終了して2カ月が過ぎたなか、運営母体である城南市は依然として城南FCに対し無関心な態度を貫いている。

城南FCの事情に詳しい関係者は、「市では“2部に落ちて予算を減らした方が良い”というスタンスを取っているようだ。クラブもこの話を耳にしているため、市に監督交代を報告することが難しいと聞いている。そのため、何の決断も下せずにいるようだ」と明かした。

まさに四面楚歌に閉じ込められた城南FCだが、このままではなすすべなく“地獄”の2部に落ちるしかない。監督交代であれ辞任であれ、あるいは代行体制への変化など、いかなる形であれ雰囲気を変えなければ、わずかにでも残った希望がますます小さくならざるを得ない。

城南FCには1部に生き残るための決断が迫られている。

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