サッカー韓国代表選手、相手ファンから人種差別被害か…所属チームが声明「非常に失望」

イングランド・プレミアリーグのウォルヴァーハンプトンに所属する韓国代表FWファン・ヒチャン(26)が、プレシーズンマッチ最終戦でゴールを決めた。しかし、直後に人種差別を受け、所属チームが対応に乗り出すことになった。

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ファン・ヒチャンは8月1日(日本時間)、エスタディオ・アルガルヴェで行われたプレシーズンマッチ最終戦のSCファレンセ(ポルトガル2部)戦で先発出場し、後半23分に交代で下がるまで約68分間プレーした。

ファン・ヒチャンは1点ビハインドの後半11分、FWケム・キャンベル(19)が獲得したPKでキッカーを務め、冷静にシュートを流し込んで同点に追いついた。

臀部負傷でプレシーズンの欠場が続いていたファン・ヒチャンは、最終戦で得点という結果を残し、プレミアリーグ開幕を迎えることになった。

しかし試合後、ファン・ヒチャンに対する人種差別疑惑が浮上した。

複数のイギリスメディアによると、ファン・ヒチャンは試合中、観客席のファレンセファンから人種差別的な悪口を言われたという。ファン・ヒチャンは自チームの主将であるDFコナー・コーディ(29)と、主審にも状況を伝えたが、特に措置は執られなかった。

(写真提供=韓国サッカー協会)ファン・ヒチャン

ウォルヴァーハンプトンはクラブ公式ツイッターを通じて声明を発表。人種差別被害を知らせるとともに、対応に乗り出したことを伝えた。

クラブは「ファレンセとの親善試合で、我々のチームの一選手が人種差別の対象になった。非常に失望している」と憂慮を伝え、「欧州サッカー連盟(UEFA)にこの事件を報告し、関連機関の調査を要求するだろう。また、被害選手については徹底的にサポートする予定だ」という意思を明らかにした。

なお、来る8月6日に行われるプレミアリーグで、ウォルヴァーハンプトンはアウェーでリーズと対戦する予定だ。

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