ギリシャ・スーパーリーグのオリンピアコスは7月29日(日本時間)、韓国代表MFファン・インボム(25)を獲得したことを発表した。
【注目】“韓国のピルロ”と呼ばれるファン・インボムはどんな選手?
1996年9月20日生まれのファン・インボムは、韓国Kリーグの大田(テジョン)シチズン(現・大田ハナシチズン)ユース出身。2015年にトップチームでプロデビューした後、兵役による義務警察チームの牙山(アサン)ムグンファ(現在は市民クラブの忠南牙山FCに転換)への入隊を経て、2018年まで在籍した。
以降、2019年冬に米メジャーリーグサッカー(MLS)のバンクーバー・ホワイトキャップスへ移籍した後、2020年夏にロシア・プレミアリーグのルビン・カザンに加入。そして今年4月、ロシアのウクライナ侵攻と関連した国際サッカー連盟(FIFA)の特例措置を活用し、KリーグのFCソウルに3カ月間の短期契約で加入した。
その後、7月16日に一度はFCソウルとの契約を延長していたが、今回、オリンピアコスへの移籍が決まった。なお、FCソウルは契約延長時、「選手に海外進出の機会がある場合、無条件で支援する」という旨を伝えていた。
ファン・インボムはこの間、日本で開催されたE-1サッカー選手権に韓国代表メンバーとして出場していたが、オリンピアコス移籍の交渉のため、大会期間の24日に代表を離脱していた。
1925年に創設されたオリンピアコスは、リーグ戦で過去47度の優勝を誇り、直近3連覇中の国内屈指の強豪。
チームは2022-2023シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)2次予選ラウンドに進出していたが、マッカビ・ハイファ(イスラエル)に2戦合計1-5で敗戦。このため、来る8月5日と12日、スロバン(スロバキア)とのヨーロッパリーグ(EL)3次予選ラウンドを戦う予定だ。
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