メジャー戦力外通告の元阪神オ・スンファン、韓国サムスンと契約。年俸は?

“セーブ王”が帰ってきた。

サムスン・ライオンズは8月6日、投手オ・スンファンとの契約を終えたと発表した。サムスンによると、2019年の年俸は6億ウォン(約6000万円)に決まった。

ただ残りのシーズンは出場停止に起因する未支給分が発生するため、手取りは約50%にまで減少されると明らかにした。

【インタビュー】「韓国プロ野球に復帰する」オ・スンファンの真意とは?

韓国プロ野球の規約上、複数年契約は不可能な状況だ。したがって2020年の契約に関連する事項は、今年末に再び協議をしなければならない。

オ・スンファンは今後、右肘骨片除去手術を受ける予定。出場停止処分の試合数を満たした後、実際にマウンドに立つのは、早ければ2020年4月末~5月上旬になると思われる。

日本プロ野球(NPB)とメジャーリーグ(MLB)の経験を経たオ・スンファンは、約6年ぶりに古巣サムスンのユニホームを着ることとなった。オ・スンファンは7月、コロラド・ロッキーズから戦力外通告を受けた。ウェイバー公示後、他球団から獲得の申し込みが可能な期間が7月30日に終了したため、サムスンはMLB事務局の身分照会を経てオ・スンファンとの接触に乗り出した。

去る2005年、第2次ラウンド1(全体5位)の指名を通じて、サムスンのユニホームを着たオ・スンファンは、デビュー初年度の前半終盤からストッパーとして輝かしい成績を残した。2006年と2011年にはそれぞれ47セーブをあげるなど、2013年まで通算444試合に登板し、28勝13敗11ホールド、277セーブ、防御率1.69を記録した。

2013年、斗山ベアーズとの韓国シリーズ第6戦でセーブをあげたサムスン時代のオ・スンファン

2013シーズンを終えたオ・スンファンは、阪神タイガースと契約して、日本プロ野球に進出。日本でも2シーズンで80セーブを記録し、セーブ王のイメージを残した。そしてメジャーリーグに渡ったオ・スンファンは、セントルイス・カージナルス、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズと3つのチームでプレーし、通算16勝13敗45ホールド、42セーブ、防御率3.31を記録した。

韓国プロ野球に復帰することになったオ・スンファンは、「サムスン・ライオンズのユニホームを再び着ることになってうれしく、歓迎してくれた球団に感謝する。手術とリハビリに集中して、来シーズンから良い姿を見せることができるように、最善の努力を尽くす」と感想を話した。

背番号は21番に決まった。

オ・スンファンは来る8月10日、KIAタイガースとのホームゲームが開催される大邱サムスン・ライオンズ・パークを訪れ、ファンに復帰の挨拶をする予定だ。

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