完敗だったが、収穫もあった試合だった。
サッカー韓国代表は6月2日20時、ソウルワールドカップ競技場で行われたブラジル代表との親善試合で1-5の大敗を喫した。
試合後、韓国代表のパウロ・ベント監督は、「多くのことを直さなければならないと思う。ミスが出たので、1-5というスコアも出た。強豪相手の正当な結果だ。今日の試合を分析することが、かなり重要だと思ので、よく分析し、次の試合の準備をする。どのように回復するか見なければならないようだ」とし、「攻守両面でミスが出た。1つ目、2つ目の失点は守備のミス。スタイルを変えるのは話にならない。修正する時間は多くないが、ただ、ビルドアップの過程で他のことも試してみる予定だ。ある程度リスクを持ってプレーをしたが、このようなスタイルではリスクは付き物だ。分析し、どのように発展させるべきか悩む。どの程度の時間があるのか、もっと見なければならない」と述べ、補わなければならないことが多いという点を強調した。
その一方で、「ポジティブな部分は、ミスをしながらも、我々のプレーをしたという点だ。最上のやり方だと思ったプレーした。攻撃で良い姿を見せたが、相手がより多くのチャンスを作った。良かった点を出発点にし、最善を尽くして回復したい。次の試合も強いチームと対戦するので、最大限しっかり準備したい」と付け加えた。
戦前の予想通り、ブラジルを相手に韓国は守勢に回る時間が多かった。一度ボールを保持すれば積極的に攻めようとしたが、易々とカットされてカウンターを許すシーンも少なくなかった。守備の比重に対する悩みが必要な部分だ。
これに対してベント監督は、「攻守両面で発展しなければならない。ブラジルほどのチームは我々のミスを誘発し、リスクを抱かせる。試合中、私たちは守備で簡単なミスをたくさんした。相手にチャンスメイクを多くさせてしまった。このようなチーム相手には、効率的な守備をしなければならない。今日はすべてのレベルが違うことを見た」と話す。
ソン・フンミンの活用法も悩みの種だ。2021-2022シーズン、イングランド・プレミアリーグの得点王となったソン・フンミンだが、代表では期待通りの働きをできていない。
ベント監督は、「ソン・フンミンの活用法は、もっと見守らなければならないようだ。FWの位置に入ったり、トップ下に入ったりもした。ソン・フンミンは様々なシステムで活用できる。今日のような場合、ボールを多く触ることも難しかった。シンプルにスペースを活用しなければならなかったが、以前の試合より守備に多く時間を割かれてしまった」とし、エースの活用法に頭を悩ませた。
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