「4日間行われる大会で優勝したのは初めてです。2年ぶりにギャラリーが入って緊張しましたが、喜びと楽しさを感じながら試合に臨みました」
4月14日から17日にかけて、京畿道(キョンギド)驪州(ヨジュ)市のFERRUM CLUBで行われた韓国女子ツアー「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」で、パク・ジヨン(26)が今季初勝利とともに通算4度目の優勝を果たした。
第3ラウンドまで15アンダーの「201」を記録していたパク・ジヨンは、最終ラウンドで3アンダーを追加し、通算18アンダーの「270」で頂点に輝いた。
パク・ジヨンは初日から最後まで一度も首位の座を譲らない“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”での優勝で、今季新たに新設された「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」の初代王者となった。
最終ラウンドの立ち上がりは不安だった。開始から7番ホールまで1ボギーと6つのパーを記録し、イ・チェウン(22)の追撃を受けた。イ・チェウンは12番ホールまでに3つのバーディを奪い、パク・ジヨンと3打差まで詰めていた。
ただ、13番ホール以降はパク・ジヨンが底力を発揮し、3バーディを記録。一方のイ・チェヨンは1バーディ・1ボギーで打数を減らせなかった。そして最終18番ホールで、パク・ジヨンは7mのロングパットを成功させ、完璧な優勝を飾った。
パク・ジヨンは2016年の「第10回S-OILチャンピオンシップ」で初勝利を挙げると、2018年12月の「ヒョソンチャンピオンシップ」で2勝目をマーク。2021年の「第15回S-OILチャンピオンシップ」で3勝目を手にしていた。ただ、いずれの勝利も3ラウンド制で行われた大会であり、4ラウンド制では今回が初勝利となった。
約5カ月ぶりに優勝トロフィーを掲げたパク・ジヨンは、「いつも勝利してから次の勝利までが長かった。こんなにも早く優勝したのは生まれて初めてです。今回の優勝を足がかりにして、これからもっと優勝したいです」と喜びを伝えた。
また、「2年ぶりにギャラリーが入って緊張しましたが、喜びと楽しさを感じながら試合に臨みました」と、会場に訪れたギャラリーに感謝の気持ちを伝えた。
韓国女子ツアーでは近年、新型コロナウイルス感染症の影響で約30カ月近くギャラリーの入場が認められてこなかったが、今回の「メディヒール・韓国日報チャンピオンシップ」をきっかけに入場が解禁となった。
今大会にはこれまでの渇きを癒すかのように、実に7000人近いギャラリーが集って選手のプレーを見守った。
なお、最終ラウンドでパク・ジヨンを猛追したイ・チェウンは、通算12アンダーの「276」で2位に終わった。そのほか、第2ラウンドにコースレコードタイ記録となる8アンダーをマークしたイ・ダヨン(24)は、最終ラウンドで3ボギーの乱調に苦しみ、3位で大会を終えている。
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