チャン・スヨン(27)が2022シーズンの韓国女子ツアー開幕戦で4年7カ月ぶりとなる優勝を果たし、通算4勝目を獲得した。
去る4月7日から10日までの4日間にかけて、済州道(チェジュド)西浦帰(ソグィポ)市のロッテスカイヒルCCで行われた「ロッテレンタカー女子オープン」で、チャン・スヨンが通算9アンダーの「279」で優勝した。
2016年の同大会(当時の大会名はロッテマート女子オープン)でも優勝していたチャン・スヨンは、大会史上初となる通算2勝目に成功。また、個人としては2017年9月の「ISUグループ第39回KLPGAチャンピオンシップ」以来、4年7カ月ぶりに優勝トロフィーを掲げ、通算4勝目を手にした。
最終ラウンドを首位ナ・ヒウォン(28)と3打差の4位タイでスタートしたチャン・スヨンは、5バーディ・1ボギーの4アンダーという優れたショットを放ち、上位陣を抜き去って逆転優勝を収めた。
特に、前回王者のイ・ソミ(23)とは熾烈な首位争いを繰り広げると、最終18番ホールでバーディに成功し単独首位に浮上。イ・ソミは同ホールをパーで終え、チャン・スヨンは笑顔で優勝の喜びを満喫した。
チャン・スヨンは大会後、「昨日(9日)の18番ホールでイーグルを記録し、良い記憶を持っていたので、淡々とした気持ちで打った。生涯初優勝を果たした場所ということもあり、優勝することができて嬉しい」とし、「(自身の優勝に)少し面食らったが、これまで大変だったことを思い出し、両親のことも頭に浮かんだ」と伝えた。
一方、チャン・スヨンとの優勝争いで敗れたイ・ソミは、18番ホールのセカンドショットをグリーン周辺のラフに落とすと、サードショットでアプローチに失敗し、2連覇に失敗した。グリーンの傾斜を越えることができず、ショットは無念にも転がり落ち、チャン・スヨンに首位の座を譲った。
そのほか、3位タイには7アンダーの「281」でユ・ヘラン(21)とイム・ジンヒ(23)が並んだ。第1~2ラウンドで首位を走ったキム・ヘリム(32)は第3ラウンドの4オーバー、最終ラウンドの2オーバーが響き、最終的に13位タイで終えた。
JLPGA通算28勝で、今季は双子出産、育児の事情で韓国女子ツアーに専念することを決めているアン・ソンジュ(34)は、通算1アンダーの18位タイで大会を終えている。
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