“格上”日本相手に勝ち点奪取のベトナム、韓国人監督の偉大な挑戦は「歴史的ドロー」で終幕

2022年03月30日 サッカー

韓国人監督の偉大な挑戦が幕を閉じた。

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3月29日、パク・ハンソ監督率いるベトナム代表は、埼玉スタジアム2002で行われた日本代表との試合を1-1で引き分け、カタールW杯アジア最終予選ラストゲームを終えた。

前半19分、コーナーキックからグエン・タイン・ビンのゴールでリードを奪ったベトナム。DFラインと中盤の素早いプレス、体を張ったディフェンスで日本を自由にさせなかったが、後半10分に吉田麻也の果敢なオーバーラップから同点ゴールを許してしまう。

最終的に勝利とはならなかったとはいえ、格上の日本を相手に勝点を挙げる“歴史的ドロー”だったと言えるだろう。

(写真提供=ロイター/アフロ)ベトナムの先制シーン

パク監督の指導の下、歴史上初となるワールドカップ最終予選を経験したベトナムは、今予選を勝ち点4(1勝1分1敗)のグループ最下位で終えた。FIFAランキングも98位と最終予選進出国の中では最も低かったが、今後への可能性を見せてくれた。

サウジアラビア、日本といったアジアの強豪相手に先制点を決め、大敗した試合はオーストラリア戦(0-4)のみ。フィジカルで劣るも、俊敏性や組織力で侮れないチームであることをはっきりと証明してみせた。

パク監督は2017年にベトナム代表監督に就任して以来、2018年のAFC U23アジアカップ準優勝を皮切りに、同年のジャカルタ・アジア大会ベスト4、スズキカップ(東南アジアサッカー選手権)優勝など、継続して結果を出し続けてきた。

そして、今回のワールドカップ2次予選では、“死の組”をくぐり抜けて最終予選に辿り着くなど、ベトナムサッカー界の発展に大きく貢献した。

ベトナム以外にも、タイ代表など著しい発展が各国で見られている東南アジアサッカー界。数年後には日本にも引けを取らない強豪国になっているかもしれない、そう思わせる一戦だった。

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