韓国Kリーグ2(2部)の慶南(キョンナム)FCは3月25日、日本人FW大堀亮之介(21)を獲得したことを発表した。背番号は「44」を着用する。
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2001年1月10日生まれの大堀はサンフレッチェ広島ユース出身。2018年の高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグでは1シーズンで14ゴールを挙げる活躍を披露した。同年にはU-17日本代表に選出された経験もある。
その後、2019年2月にポルトガル1部プリメイラ・リーガのポルティモネンセへ加入すると、翌2020年はラトビア1部ヴィルスリーガのBFCダウガフピルスに移籍。昨季は中国リーグのSRC広島でプレーしていた。
慶南FCは、多様な経験を備えた大堀の猪突的なプレー、知能的なサッカーセンスを評価しており、大堀がチームの攻撃面で助けになってくれることを期待している。
大堀は加入に際し、「たくさんゴールを決めてチームの勝利に貢献する。ファンの方々には多くの応援をお願いしたい」と意気込みを伝えた。
なお、大堀はクラブとの契約手続きを終え、すでにチーム練習に合流している。
慶南FCにはこれまで、2009年に元日本代表MF戸田和幸(44、引退)、2018~2019年に浦和レッズユース出身のMF邦本宜裕(24、全北現代モータース)といった日本人選手が在籍。
邦本在籍時の2019年にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を果たし、アウェーのカシマスタジアムで鹿島アントラーズ相手に邦本の決勝ゴールで勝利したことで話題を呼んだ。
そんな慶南FCは同年に2部へ降格し、今季は2部3年目となるシーズンを戦っている。現時点で開幕5試合を終え、2勝1分2敗の11チーム中暫定6位としている。
今季はすでにMF石田雅俊(26、大田ハナシチズン)、MF磐瀬剛(26、安山グリナース)、MF佐藤優平(31、全南ドラゴンズ)、MF西翼(31、ソウルイーランドFC)、MF丸岡満(26、金浦FC)といった日本人選手がプレーしているKリーグ2。
ここに新たに加わった大堀がどんな活躍を披露してくれるか、今後のプレーに期待したいところだ。
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