女子サッカー韓国代表DFイ・ヨンジュ(29、マドリードCFF)が、アジアカップのグループステージで対戦する“なでしこジャパン”こと日本代表への警戒心をあらわにした。
イ・ヨンジュは1月12日、キャンプ地の慶尚南道(キョンサンナムド)南海(ナムへ)の南海スポーツパークでメディアの取材に応じ、「日本戦が最も厳しい戦いになると思う。より一層集中して準備を進めたい」と力を込めた。
来る20日から2月6日にかけてインドで行われる女子アジアカップで、韓国は日本、ミャンマー、ベトナムと同じグループステージに入った。21日にベトナム、24日にミャンマー、27日に日本と対戦する。
去る10日には大会に臨むメンバー23人が発表され、MFイ・グムミン(27、ブライトン&ホーヴ・アルビオンWFC)、MFチョ・ソヒョン(33、トッテナム・ホットスパーFCウィメン)、MFチ・ソヨン(30、チェルシーFCウィメン)ら欧州組が順当に招集。
そのほか、WKリーグの仁川現代製鉄レッドエンジェルズに所属するDFチャン・スルギ(27)、DFホン・ヘジ(25)、MFイ・ミナ(30)など、かつてなでしこリーグのINCA神戸レオネッサ(現在はWEリーグ所属)でプレーした国内組の主力も選出された。
グループステージ最終戦で因縁の“日韓戦”を迎える韓国だが、「ベトナムとミャンマーも以前よりパフォーマンスが上がっているから、しっかり備えなければならない。簡単な相手はいない」と、イ・ヨンジュはすべての試合で最善を尽くすべきであることを強調する。
そんなイ・ヨンジュは、昨年12月にスペインのマドリードCFFへ移籍した。これまで報恩尚武(2013~2016年)、仁川現代製鉄レッドエンジェルズ(2016~2021年)と韓国国内で長くプレーしてきたが、今回、キャリア初となる海外リーグに足を踏み入れた。
「人生は30代からだと思う。特別な覚悟で新年を迎えた」と語るイ・ヨンジュは、スペインでの10日間余りの生活を経て、12日に韓国代表に合流。韓国の数え年で今年31歳となった彼女は、「これまでの年とはまた違った心構え」と、海外組としての責任感を示した。
そして、大会に向けては「アジアカップの重要性はすべての選手が認知している」とし、「昨年から多くの準備をしてきた。一生懸命準備してきただけに、良い結果が得られると思う」と自信を示した。
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