マジョルカは12月9日(日本時間)、本拠地エスタディ・デ・ソン・モイシュにファンを招き公開練習を行った。練習にファンを招待するのは新型コロナウイルス感染拡大以降では初のことだ。
練習は強い夕立や強風を伴う気まぐれな天気のなかで行われたが、多くのファンが選手たちのトレーニング風景を見守っていた。
この日の練習メニューは、軽いランニングに始まり、ウォーミングアップ、ロンド(鳥かご)、パス、シュートなどと、ほぼリカバリーに近かった。
選手たちは決して良くない天候にもかかわらず、訪れたファンのために終始一貫して和気あいあいとした雰囲気で練習に取り組んでいた。ファンも練習中に応援歌を歌うなどし、選手にエールを送っていた。
特に、去る5日のアトレティコ・マドリード戦勝利(2-1)に大きく貢献した日本代表MF久保建英(20)、韓国代表MFイ・ガンイン(20)、アルゼンチン人DFフランコ・ルッソ(27)がボールを持つと、ファンからは大きな歓声が沸いた。
何より、この日最も目についたのはチーム練習が終了した後のことだ。
ほとんどの選手が練習場を出た後も久保とイ・ガンインは残り、ドリブルやシュートの練習に励んでいた。アトレティコ戦で同点ゴールをアシストしたイ・ガンイン、逆転ゴールを決めた久保の勢いが偶然ではないことを証明する風景だった。
マジョルカを率いるルイス・ガルシア監督も、守備的な側面からイ・ガンインと久保の共存を直ちに期待することは難しいとしつつも、「たくさん練習をこなせば同時出場も可能となる」と話したことがある。
多くのスペインメディアは、来る11日にホームで行われる第17節セルタ・デ・ビーゴ戦で久保とイ・ガンインが同時先発出場し、2人がチームを攻撃的なサッカーに導いてくれるものと予想している。
はたして、イ・ガンインがマジョルカでの初ゴールを記録したレアル・マドリード戦以来に“日韓の至宝”がともに先発でプレーすることはあるのだろうか。
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