韓国女子ゴルフ界の“怪物”チェ・ヘジンは、どうやって「欠点なしゴルファー」になったのか

2019年05月13日 ゴルフ #韓国女子ツアー
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“怪物”チェ・ヘジン(19)は、どうやって短期間で“欠点なしゴルファー”になったのか。

自らは「まだ足りないところも多く、改善すべき点が多い」と謙虚な姿勢を見せたが、弱点をいち早く解消して、より大きな舞台に進出するための準備をきちんとしている。

チェ・ヘジンは5月12日に幕を下ろした韓国女子ツアー「NH投資証券レディースオープン」で通算15アンダーを記録し、優勝した。韓国女子ツアーで今季2勝目をあげた最初のゴルファーとなり、“ヘジン時代”であることを証明した。

賞金ランキング1位、大賞ポイント3位、平均ストローク2位を記録しており、“全冠女王”も射程に入った。弱点と指摘されていたショートゲームとパットが見違えるように改善され、ただでさえ良いショットがさらに良く見える効果まで作った。

チェ・ヘジンは「他の選手をたくさん見て、やってみたことが助けになった」と話した。しっかりと目で見て、体に覚えこませたことで、欠点が補完されたという意味だ。

(写真提供=KLPGA)「NH投資証券レディースオープン」で優勝したチェ・ヘジン

プロ選手は実力が高いほど、自分に細かい評価を下す。コ・ジンヨン、イ・ジョンウン6などと比べても遜色のないアイアンショットに、ドライバーの平均飛距離(254.7m、4位)までも誇るチェ・ヘジンは、「以前はショットに自信があったが、良いときと悪いときがあった」と振り返った。

今シーズンの1ラウンド当たりの平均グリーン的中率は、81.5%で1位を記録している。しかし平均パット数は30.9(54位)で、相対的に悪く見えた。

そんなチェ・ヘジンだが、最近は果敢ながらも安定感のあるパットで、出場した2大会連続で優勝トロフィーを掲げた。彼女は「他の選手たちが打つところをたくさん見て、目に焼き付けた」と述べた。

そして「以前までは自信がなくて、確信を持てないままパットすることもあった。なぜできないのかと悩んで、他の選手たちがトレーニングをしているときに、どうやってパットをしているのか見た。ボールだけ見て打つ選手もいれば、ストローク自体に集中する選手もいた。見たことを練習で実行してみながら、自分の方法を発見した。ホールカップに神経を使わず、確信を持ってアドレスし、ストロークに集中したところ改善された」と説明した。

何がなんでも入れると考えるよりも、ラインに合わせた通りに、正確に適切な距離にボールを送ることを優先したことで、自信まで持つようになったわけだ。

パットの向上は、全体的な自信の向上につながった。彼女は「結果を気にするよりも“ミスをしたらどうするか”を考えるようになって、気が楽になった。他の何よりも自分自身を信じることが重要だが、その部分が持てるようになった」と明らかにした。

メンタルコーチを見つけ、週に一度の割合でゴルフには関係ない話までしながら、気分転換を図ったことも功を奏した。不安定だった30~50ヤードのアプローチも、パットと同様に考えを切り替えながら良くなった。韓国女子ツアーを超え、より大きな舞台に進出する足場を着々と作っているわけだ。

(写真提供=KLPGA)優勝会見を行うチェ・ヘジン

その前に目標がひとつある。チェ・ヘジンは「(イ・)ジョンウン(6)オンニ(お姉さん)があまりにも多くのことをして、米国女子ツアーに出発した。オンニがあまりにも多くのことをやり遂げたので、できるかはわからないが、ついていこうと努力した。ゴルフをいつまでできるかわからないが、最後まで成し遂げることができるよう努力する」と強調した。

【関連】イ・ジョンウンが3冠達成、今年の女子ゴルフを盛り上げた韓国ゴルファーたち

韓国女子ツアーを制したイ・ジョンウン6の牙城を崩して、堂々と米国女子ツアーに進出するという意味だ。すぐにアメリカ進出を宣言するよりも、韓国で成し遂げたいことがたくさんあるということでもある。

“欠点なしゴルファー”に生まれ変わったチェ・ヘジンは、どこまで成長するのか。見守るゴルフファンの期待は高まる一方だ。

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