韓国の“人気ゴルファー”パク・キョルが下部降格危機…シーズン最終戦が運命の分かれ道に

2021年11月09日 ゴルフ #韓国女子ツアー

“フィールドのキム・テヒ”、“フィールドの人形”などと呼ばれるほどに絶大な美貌を誇るパク・キョル(25)が、最後の分かれ道に立っている。

【写真】「どう見てもトップモデル」パク・キョルのソロカット

来る11月12日から14日にかけて、江原道(カンウォンド)春川(チュンチョン)のラビエベルCCで行われる韓国女子ツアーの「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」(賞金総額10億ウォン=約1億円)。

今大会は2021シーズンを締めくくる最終戦だ。パク・キョルは現在、賞金ランキングで67位。「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」は賞金ランキング70位以内まで出場が可能なため、ぎりぎりで出場できることになった。

パク・キョル

ただ、今大会の結果次第でパク・キョルの運命は変わる。パク・キョルは2015年のプロ転向から現在まで一度もシード権を逃したことがないが、来シーズンのシード権はまだ確保できていない。

去る11月5日から7日にかけて行われた「第15回S-OILチャンピオンシップ」で、パク・キョルは第1ラウンドこそ5アンダーの「67」を記録し、6位タイに入った。1位グループとも1打差だっただけに、以降の善戦が予想された。

しかし、第2ラウンドと最終ラウンドでボギーを連発し、順位を大きく下げてしまったのだ。「第15回S-OILチャンピオンシップ」で上位グループに入っていれば、シード権に対する心配を抱くことはなかっただろう。

結局、パク・キョルは賞金ランキング60位以内まで与えられるシード権確保のため、「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」では上位進出が非常に重要となった。

賞金ランキングで60位以内に入れば来シーズンも正規ツアーに出場することができるが、そうでなければ“地獄”と呼ばれるシード順位戦を戦わなければならなくなる。

仮にシード順位戦でも脱落するようなことがあれば、来シーズンはドリームツアー(2部)で活動しながら再挑戦しなければならない。一度2部に落ちると、再び正規ツアーに復帰するには多くの時間と努力を要することになる。

(写真提供=KLPGA)パク・キョル

2018年10月の「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」で初優勝し、2年間のシード権を確保したパク・キョル。昨年は賞金ランキング49位で終えて翌2021年のシード権を確保したが、2022年は不透明だ。それだけ10月の「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」の成績が重要なわけだ。

現在の賞金ランキング60位はアン・ソンイ(31)。賞金総額は1億2248万9143ウォン(約1224万円)で、総額1億181万6333ウォン(約1018万円)のパク・キョルとは2000万ウォン(約200万円)程度離れている。

パク・キョルは「SKスィルドス・SKテレコム・チャンピオンシップ2021」で優勝圏内に名を連ねられれば、来季シード権を確保することも容易ではない。ただ、そうでなければ最低でもトップ10以内に入り、ほかの選手の成績との兼ね合いに祈るほかない。

韓国代表として2014年仁川アジア大会金メダルを獲得したパク・キョルは、2018年の「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」優勝からこれといった成績を残せずにいる。

2021シーズンの終わりを告げる今季最終戦に、パク・キョルの分かれ道がある。

◇パク・キョル プロフィール

1996年1月9日生まれ。韓国・全羅南道出身。身長167cm。2014年の仁川アジア大会の女子ゴルフ個人戦で金メダルを獲得すると、同年にKLPGAに入会しプロデビュー。2018年10月の「SKネットワークス・ソウル経済レディースクラシック」で初優勝を飾る。2016年から現在まで5年連続でKLPGA広報モデルに選ばれており、 ファンの間では“韓国で最も美しい女優”キム・テヒにそっくりとも言われている。

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