かつてU-20韓国代表を率いたKリーグ監督が、韓国代表MFイ・ガンイン(20、マジョルカ)にエールを送った。
ソウルイーランドFCを率いるチョン・ジョンヨン監督は9月27日、ホームの蚕室(チャムシル)オリンピック主競技場で行われたKリーグ2(2部)第31節釜山(プサン)アイパーク戦の記者会見で、イ・ガンインについて言及した。
チョン監督にとってイ・ガンインは教え子だ。チョン監督は2019年、U-20W杯に出場したU-20韓国代表を率い、イ・ガンインらとともに準優勝の栄光を手にした。当時、イ・ガンインは最優秀選手に与えられるゴールデンボールも受賞した。
しかし、ユースから育ったバレンシアではトップチームで出場機会を与えられず、ここ数年は苦しいシーズンを過ごした。結局、イ・ガンインは今夏にバレンシアとの契約を解除し、マジョルカに加入した。すべては出場機会確保のためだった。
その後、9月12日のラ・リーガ第4節アスレティック・ビルバオ戦で途中出場から新天地デビューを果たしたイ・ガンインは、23日の第6節レアル・マドリード戦で先発フル出場し、デビューゴールもマーク。26日の第7節オサスナ戦でも先発出場し、後半13分にMFラゴ・ジュニオール(30)と交代するまで58分間プレーした。
オサスナ戦は2-3で敗れたものの、イ・ガンインは前半から鋭いシュートを放ったり、持ち味のテクニックを活かしてチームメイトのチャンスを演出したりするなど、マジョルカの中盤と攻撃陣に活力を吹き込んでいた。
チョン監督は記者会見でイ・ガンインの移籍について問われた際、次のように明かした。
「昨日の試合(オサスナ戦)を観た。私がいつも言っていることがある。常にプレーできるチームに行くことが重要だ。パフォーマンス向上のためには試合に出場しなければならない。それとともに、自身の技量を取り戻さなければならない」
また、イ・ガンインのプレーについては「十分に可能性のある選手だ。昨日の試合では任された任務を上手くこなそうとし、攻撃と守備も積極的にこなしていた」と称賛し、「いつも応援している」とイ・ガンインへの愛情を隠さなかった。
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