元阪神タイガースのオ・スンファン(39、サムスン・ライオンズ)が、日米韓通算450セーブを達成した。
9月21日、敵地の社稷(サジク)球場で行われたロッテ・ジャイアンツ戦で、オ・スンファンは11-8とリードした8回裏二死一塁の場面でマウンドに立った。
オ・スンファンは初打者のチョン・ジュンウ(35)に左中間二塁打を浴びると、アン・チホン(31)を四球で出塁させてしまい、二死満塁のピンチに追い込まれてしまう。ただ、続くチョン・フン(34)を右飛で抑え失点を許さなかった。
ややもすれば逆転の場面となったが、チョン・フンのフライを捕球した右翼手キム・ソンユン(22)の集中力がオ・スンファンの肩を軽くした。
9回裏では一人目の代打チェ・ミンジェ(27)を三振で抑えたが、続くハン・ドンヒ(22)にソロ本塁打を許してしまう。それでも、以降のキム・ミンス(23)、ディクソン・マチャド(29)を打ち取り、セーブを新たに追加。試合も11-9でサムスンが勝利した。
オ・スンファンは去る2005年にプロデビューして以降、韓国球界屈指のクローザーとして活躍を続けてきた。デビュー初年度に16セーブを挙げると、翌年には47セーブで初のセーブ王を獲得。以降、2013年まで通算277セーブを記録し、国内最高の抑え投手に君臨した。
2014年から日本に進出すると、阪神タイガースで2年間プレーして通算80セーブ。2年連続で最多セーブ投手となるなど、初挑戦の舞台でも能力の高さを見せつけた。2016年から米メジャーリーグに進み、セントルイス・カージナルス、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズを渡り歩いて通算42セーブを記録した。
そして昨シーズン、国内の舞台に復帰したオ・スンファンは、復帰初年度に18セーブをマークすると、今シーズンはここまで33セーブを記録し、同部門で単独首位を走っている。
21日のロッテ戦で日米韓通算450セーブを達成したオ・スンファン。40歳で迎える来シーズンには前人未到の通算500セーブに到達する見通しだ。
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