かつてガンバ大阪で活躍した韓国代表FWファン・ウィジョ(29)が、現地メディアから絶賛を浴びている。
ファン・ウィジョは9月19日(日本時間)、アウェーのスタッド・ジェフロワ=ギシャールで行われたリーグ・アン第6節サンテティエンヌ戦に先発出場。前半7分、後半35分に得点を決め、2-1の勝利に貢献した。
ストライカーの活躍により、開幕5試合で2分3敗と苦しんでいたボルドーは2021-2022シーズン初勝利を手にした。
試合後には現地メディアもファン・ウィジョに賛辞を送った。ボルドー地元メディア『Girondins4Ever』は21日、クレメント・カルペンティエール記者がファン・ウィジョを絶賛したことについて報じた。
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同メディアによると、カルペンティエール記者は以下のように伝えたという。
「ファン・ウィジョが(サンテティエンヌ戦で)挙げたゴールのうち、2得点目は正確な技術で決めたものだ。この夏にファン・ウィジョを売却したいと思っていた首脳陣や、メルカートの終わりになって攻撃陣のジョーカーを獲得することを望んでいた指導者にとっては良い思い出になったのではないだろうか」
「ファン・ウィジョは自身がボルドー最高のストライカーであることを改めて証明した。昨年からほとんどの選手が得点できていないチーム状況で、彼は(昨季と今季含めて)14ゴールを決めている。誰も文句を言えないはずだ」
今季開幕前、ボルドーは財政難を解決するために主力選手の売却を模索していた。そこには昨季チーム得点王のファン・ウィジョも含まれていて、スポルティング(ポルトガル)やディナモ・モスクワ(ロシア)が候補に挙がっていた。ただ、いずれも交渉はまとまらず、最終的にチームに残留することになった。
なお、ファン・ウィジョはサンテティエンヌ戦の2得点でリーグ・アン通算得点の数字を「20」とし、かつてモナコで活躍した元韓国代表FWパク・チュヨン(36、FCソウル)の持つリーグ・アンのアジア人最多得点記録(25ゴール)更新に一歩迫っている。
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