日本は一撃に沈み、韓国は無得点ドロー…強豪苦戦のアジア最終予選を韓国メディアはどう見た?

ワールドカップへの道は険しい。

パウロ・ベント監督率いるサッカー韓国代表は9月2日、ホームのソウルワールドカップ競技場で行われた2022年カタールW杯アジア最終予選グループA初戦のイラク代表戦を0-0で終えた。

FWソン・フンミン(29、トッテナム)やFWファン・ウィジョ(29、ボルドー)など欧州組の最精鋭を全員動員するも、最後までイラクのゴールを割ることはできなかった。

10月からは過酷な中東遠征が待ち受ける韓国にとって、今回のスコアレスドローは厳しい日程を予告したも同然だった。

(写真提供=韓国サッカー協会)先発フル出場のソン・フンミン(中央)も得点を奪えず

韓国だけではない。グループBの日本代表は、同日行われたオマーン代表との初戦で0-1の“衝撃敗”を喫した。

日本はFIFAランキング24位とアジア諸国のなかで最も高い順位につける。この試合では先発のDF吉田麻也(33、サンプドリア)やMF遠藤航(28、シュトゥットガルト)、MF鎌田大地(25、フランクフルト)、途中出場のMF久保建英(20、マジョルカ)やMF堂安律(23、PSVアイントホーフェン)など欧州組を総出動させたが、得点できなかった。

むしろ、日本は後半43分に痛恨の失点を喫し敗れてしまった。日本がオマーンに敗れたのは今回が初めてだ。

(写真提供=森田直樹/アフロスポーツ)久保建英

ほかでは、韓国と同組のイランは1-0と勝利こそしたもののシリアに大苦戦。初めて最終予選に進出したグループBのベトナムも、アウェーでサウジアラビア相手に前半を1-0で折り返すなど、侮れない戦力を誇示した。結果はサウジアラビアが3-1で逆転勝利したが、後半にベトナムDFが退場するアクシデントがなければ、また違った結末を迎えていたはずだ。

カタールへの最終関門が簡単でないことを改めて証明してくれたグループステージ初戦。来る7日の第2戦では、日本が中立地カタール・ドーハで中国代表、韓国が引き続きホームでレバノン代表と対戦する。

【動画】“日韓戦”完敗の韓国代表、悲痛な帰国現場

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