韓国王者の全北現代に大打撃…最多スコアラーの外国人FWが約2カ月の離脱、ACLにも影響不可避

2021年08月28日 サッカー #ACL #Kリーグ

韓国Kリーグ1(1部)で4連覇中の王者、全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースにトラブルが発生した。

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全北現代は8月26日、FWスタニスラフ・イリュチェンコ(31)が負傷により約6~8週間離脱することを発表した。

イリュチェンコが負傷したのは、去る25日にホームで行われた第25節の浦項(ポハン)スティーラース戦。

この試合で先発出場したイリュチェンコは、前半44分にハーフライン付近で浦項MFオ・ボムソク(37)と衝突し、痛がった様子で転倒。右足首付近を抑えながら苦悶の表情を浮かべ、すぐさまベンチに向かって交代を要求した。

結局、イリュチェンコはそのままFWグスタヴォ(27)と交代。自分で歩くことができず、スタッフにおぶられてピッチを後にした。なお、試合はイリュチェンコに代わって入ったグスタヴォの2ゴールで全北現代が勝利を収めた。

エース不在で連戦を迎えることに

試合翌日の午前、イリュチェンコは病院で診断を受けた結果、右足のくるぶし付近の靭帯が断裂し、治療に2カ月を要することが判明。

ただ、クラブ関係者によると、リハビリ含め約6~8週間の診断を受けたとはいえ、正常なコンディションで復帰するにはさらに時間がかかると予想している。

ロシアとドイツの国籍を保有するイリュチェンコは、今季開幕前に浦項から全北現代に加入。背番号10を背負い現在まで20試合に出場し、チーム最多の11ゴールで得点ランキング3位にランクイン。7月まで行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージでもガンバ大阪戦で得点するなど、ストライカーとして活躍を繰り広げていた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ACLグループステージのガンバ大阪戦でのイリュチェンコ

頼りになるエースの長期離脱によって、全北現代は非常事態に陥った。

来る9月には首位争い中の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)との“現代家ダービー”のほか、アジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のBGパトゥム・ユナイテッド戦も控えている。

本日(28日)行われる水原(スウォン)FC戦から来る9月25日の仁川(インチョン)ユナイテッド戦まで、全北現代は8~9月の9連戦をイリュチェンコ抜きで戦わなくてはならなくなった。

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