Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は8月24日、第15回賞罰委員会を開き、大邱(テグ)FCのDFキム・ウソク(25)に対し2試合出場停止の事後懲戒を科した。
処分の対象となったのは、去る20日に行われたKリーグ1(1部)第26節の光州(クァンジュ)FC戦の前半43分頃の場面。
相手DFイ・ジフン(27)が右サイドで突破を図った際、キム・ウソクがボールをクリアしようと左足を振り上げたところ、すねをイ・ジフンの首の側面にぶつけてしまった。
当時、主審はVARで当該の場面を確認した結果、キム・ウソクにイエローカードを与えていた。その後、イ・ジフンは試合終了までフル出場し、キム・ウソクは後半25分にFWイ・グノ(36)と交代。試合はアウェーの光州FCが2-1で勝利した。
試合後、韓国サッカー協会(KFA)の審判委員会は24日の評価小委員会で、「キム・ウソクの行為は退場が適用されるべき反則」と評価。
そして今回、韓国プロサッカー連盟の賞罰委員会は、KFA審判委員会の評価結果及び連盟技術委員会の意見をまとめ、キム・ウソクに2試合出場停止処分を賦課することにした。
韓国プロサッカー連盟は、「映像分析によるこのような措置は、試合中に発生した退場未適用や誤適用に対して事後映像分析を通じて出場停止を科したり減免したりするもので、国際サッカー連盟(FIFA)競技規則第12条(ファウルと不正行為)によって公正な試合運営を支援し、選手のフェアプレーを誘導するための趣旨だ」と説明している。
なお、キム・ウソクが所属する大邱FCは、来る9月14日に豊田スタジアムで行われるアジア・チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦で、名古屋グランパスと対戦予定だ。
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